今年の母の日ギフトは……?  噂の広報に尋ねた

現状はどうあれ、“われわれは(ちまたで言われている)女性版・吉野家ではない”というスープストックのスタンスも明確ですし、今回の騒動は正直痛くもかゆくもないのかなとは思います。思慮分別のある子連れ層とは別に、迷惑子連れ客がいるのも事実なので、実際そういう迷惑客がどれほど店舗にダメージを与えるか、という問題はあるかも。ただ駅前の狭小スペースで営業しているようなスープストックは変わらず女性おひとりさま客でいっぱいだと思うので、子連れとなるとある程度大箱の店舗を選ぶだろうから、実際そんなに居合わせないのでは? と思います」(同・前)

 むしろこの機会に企業イメージを爆上げすることに成功した感のあるスープストックトーキョー。今年の母の日ギフトは、さぞかし売れ行き好調なのでは? 噂の広報に尋ねたところ、

年々大きな反響をいただいており、今年も例年どおりとても多くの方のお祝いとしてご利用いただいております》(株式会社スープストックトーキョーPR室、以下同)

 LINEギフトなどの“デジタルギフト”はどうか。

何かの反響であるかという点は抜きにしまして、年々大きな反響をいただくようになってきております。私たちのスープが“誰かの大切な気持ちをお届けするお手伝い”ができていると考えますと大変うれしく思っております。そのお気持ちをより多様な方法でお届けしやすくするための手法は日々模索しておりまして、デジタルのギフトは特にご利用者が増えております。今後新しいサービスも開始する予定です》─。

 と、またしても完璧な返答。

 子連れで飲食店に飛び込みで行くのはハードルが高い。キッズフレンドリーなお店かどうかはなかなか調べるのも大変なので、こういった表明は小さな子どもを持つ利用者としても安心だろう。

「今回の企業の姿勢は、実に凛としています。ただその凛とした姿勢を評価しすぎても、フェミ勢への批判とも捉えられかねないので慎重にならなければいけないところですね(笑)」(前出・コミュニケーションディレクター)