「猫がたくさんいることで有名な“猫島”と呼ばれる福岡県・藍島で行われた『野良猫に高級お刺身サプライズin猫島』という企画が放送されました。幅跳びの先に“大トロ”を用意しておき、野良猫が何メートル跳ぶことができるかを競わせる内容です。成功した猫は大トロを食べることができていましたが、“虐待にしか見えない。全く面白くないです”と、愛猫家からは批判の嵐でした」(前出・スポーツ誌記者)

BPOは「いじめに発展する危険性」

左から杉原千尋アナ、あぁ~しらき、菊地亜美、野呂佳代(ドッキリGP公式Xより)
左から杉原千尋アナ、あぁ~しらき、菊地亜美、野呂佳代(ドッキリGP公式Xより)
【写真】「笑えない」“貝殻ビキニ”姿になる杉原アナ、アイドルたちも“被害者”に

『ドッキリGP』は、4回の特番放送を経て、2018年にレギュラー化。人気番組となったものの、度を超えたドッキリの数々で、放送倫理・番組向上機構(BPO)からも目をつけられているよう。

 2022年、BPOは“痛みを伴うことを笑いの対象とする”バラエティー番組に対して“青少年が模倣して、いじめに発展する危険性も考えられる”との見解を発表した。

「モニターからの意見が特に多かった内容として、“刺激の強い薬品を付着させた下着を若いお笑い芸人に着替えさせ、股間の刺激で痛がる様子を他の出演者が笑う番組があった”と、『ドッキリGP』の恒例企画『秒でスース―をさしあげます』を暗に指摘。ネット上では“でしょうね”“このまま終了してもいい”といった納得の声が集まりましたが、それでも同じようなドッキリが繰り返し行われており、フジテレビのコンプラへの意識を問題視する声もあります」

 (前出・テレビ誌ライター)

 面白さを追求するあまり、“秒で炎上”するのは避けたいところ……。