左から「当事者の会」平本淳也代表、石丸志門副代表、大島幸広氏
左から「当事者の会」平本淳也代表、石丸志門副代表、大島幸広氏
【写真】元Jr.を自宅に招いた後、おぞましい表情を浮かべるジャニー喜多川氏

「こうしたSMILE―UP.社の対応に加え、未成年のときに受けた性加害によって抱えたトラウマが再燃したこと、世間からの誹謗中傷が過熱したことで、男性の心労は極限に達し、自ら命を絶ったとされています」

 男性は、その存在を無視され続けただけでなく、心ない誹謗中傷に晒され、苦しい思いを抱え続けた。もし、SMILE―UP.社が約束どおりに一度でも連絡をしていれば、この悲劇は防げたのではないか─。

 性被害を受けた元ジャニーズJr.のA氏は、こう語る。

性加害問題が連日報道され、多くの元ジャニーズやその家族が二次被害を受けています。そのため、僕としては1日も早くこの問題が鎮まることを願っています。そうすれば二次被害も減っていくはず

弁護士が間に入ったことで遅れ

 現役のタレントも、その影響から仕事を失う可能性がある。こうした被害を懸念してか、岡田准一、二宮和也、生田斗真などが続々と独立している。その一方で経営面の問題から、東山は新会社の社長就任を辞退。芸能活動を引退し、被害者の補償に専念していく形となった。

 現在の被害者救済の動きはどうか。元裁判官の弁護士3人から構成される救済委員会からの聞き取りを、A氏はすでに終えたという。どのような話し合いが行われたのか。

「僕は9月下旬にSMILE―UP.社の公式サイトにある補償申請フォームから被害内容を送ったところ、11月中旬に都内の法律事務所で聞き取りをされました。面談では、“SMILE―UP.社が直接やりとりすれば早いのですが、救済委員会が間に入ったことで遅れが生じているんです”との説明もありました。

 弁護士からの聞き取りは、申請フォームに入力した被害内容をもとに確認していくという流れです。被害については、かなり細かいところまで聞かれたうえで、現在抱えている悩みについても質問を受けました」(A氏、以下同)