「割烹料理店は繁盛していたから、容疑者1人だけでは回らないですよ。去年も店は定休日以外、休んではいないので、あの店の従業員は被害に合っていないと思う。きっと、たこ焼き店の女性従業員のほうだと思う」(同・近隣住民)

 そこで、たこ焼店周辺で聞き込みをすると、

「そういえば、このところ、若いアルバイトの女性は見ないね。女性の店長1人でやっていたなぁ」

 との証言も。また容疑者を擁護する声もあって……。

「彼は家族もいるし、そんな犯罪をする人間には見えなかった。お酒の勢いもあったのかも……」

 磯邉容疑者の自宅は、割烹料理店から700メートル、徒歩10分ほどのところにあった。13年前に購入した一戸建てだ。容疑者と妻、そして3人の子どもたちと暮らしていたが、近所づきあいはほとんどなく、

「ご主人は忙しいかたのようで、顔さえ見たことがない」

 とのことだった。

容疑者の妻を直撃、家族を待つ厳しい現実

 容疑者の自宅のインターホンを押すと、妻が応答してくれるも、

「……ちょっと……いまは何もお話しできることがありませんので、申し訳ありませんが……」

 その声はひどく疲れた様子だった。

 磯辺容疑者の逮捕がメディアで報じられた直後、割烹料理店の常連だったと思われる子どもたちが、店前に集まっていたとも。

「容疑者の子どもさんたちは辛いよね……。学校でいじめられなければいいけど」(前出・近隣住民)

 被害女性はもちろんのこと、自分の家族も深く傷つけることになってしまった。