野球人生における“結婚”

 今シーズンからドジャースと10年総額7億ドル(当時のレートで約1015億円)の契約を結んだ大谷。なぜこのタイミングで結婚という大きな決断を下したのだろうか。スポーツライターの小林信也さんに話を聞いた。

「29歳で今年からドジャースに移籍、ピッチャーとしては手術を受けた右肘のリハビリをする年です。転換期であり、野球人生の後半戦を新たな環境、新たな体制でやっていくという意味では絶妙な時期だと思います」

 ただ、野球選手としては“リスク”もあるという。

「実は長嶋茂雄さんや松井秀喜さん、落合博満さんなど、結婚を発表した次のシーズンで成績が下がった選手は多いのです。これまで1人で自由にやれていた環境から、どうしても奥様に気を使うことになります。奥様にとっては言葉や常識の違うアメリカでの生活をすることになり、メジャーリーグでは奥様同士の交流もありますし、大谷選手のケアも必要です。ただ、地位を確立している大谷選手の奥様となれば、むげにされるということはないと思います。“大谷選手の奥様をいじめた”という話が広まったら大変ですから」(小林さん、以下同)

 もちろん、結婚したことで楽しみなこともある。

結婚直後に成績を落とした選手もその後にまた活躍しているので、結婚野球選手としての転換期であり、今後の野球人生が充実する一つの要素になるでしょう。また、これまでの野球少年のような姿から、家族を支える大人という、より人間らしい姿が見られるかもしれません」

 結婚後もどんな活躍をしてくれるか楽しみだが、気になるのはどんな女性が大谷のハートを射止めたのか。

「『NEWSポストセブン』が元女子バスケットボール選手のA子さんが“有力な候補”だと報道しました。180センチの長身で、中学からバスケを始め、名門私立大学、実業団でプレー。現在はすでに引退しているようです。大谷選手は以前、好きな女性のタイプを聞かれたときに、身長が高くて、スポーティーな人と答えていましたから、一致しますね」(前出・スポーツ紙記者)