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ー 切れ目なく活動してきた前田
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ー 中国進出報道の裏側

 前田敦子の「中国進出計画」が報じられた。中国の『乗風』という番組からオファーがあったそうで、記事では前田の知人がこんな説明をしている。

芸能界で1度頂点を極めたものの、キャリアが停滞している30歳以上の女性タレントが集められて、さまざまな課題で競わされる。最後にセンターが選ばれるまでのリアリティーショーです》(文春オンライン)

 この話から思い出したのが、1998年に『ASAYAN』(テレビ東京系)が企画した「再起に賭ける芸能人オーディション」。小室哲哉プロデュースのCMタイアップ曲をめぐり、ニューヨークで共同生活しながら競い合うものだ。

 参加者の目玉はWinkの鈴木早智子だったが、途中でレッスンをサボるなどして離脱。のちに、もともと台本があり、自分が悪役にされる流れになっていたと告白した。

切れ目なく活動してきた前田

 なお、Winkはその9年前に日本レコード大賞を獲得したほどのデュオだが、この時点では活動休止中。鈴木もソロとしてくすぶっていたため、この企画に呼ばれたのもわかる。

 これに対し、前田は'12年にAKB48を卒業して以降も、女優業を中心に切れ目なく仕事をしてきた。放送中の連ドラ『厨房のありす』(日本テレビ系)ではヒロインの親友役、2月公開の映画『一月の声に歓びを刻め』では幼少期の性被害トラウマを抱えるヒロインを演じている。

 それゆえ、このオファーは失礼な気もする。

 また、記事のコメント欄には「こじるりかよ?」という声も。2年前、中国で活動するために留学すると宣言した小島瑠璃子を引き合いに出したツッコミだ。小島はその後、結婚して相手との子どもを身ごもり、今は日本にいる。

 これまた、前田とは違う状況といえる。