「名門小学校合格のために、1歳のころから幼児教室に通わせる親御さんは数多くいらっしゃいます。例えば、『A』では親御さんとお子さんがペアでクラスに入り、知育や運動などを学びます。慶応義塾幼稚舎を目指すのであれば、まず同校への進学率が高い名門幼稚園への受験を考えている方も多いからです」

 名門校合格のためには、親の努力も大きな比重を占めるようだ。

家庭内で培われたマナーも問われる

取材に応じてくれた『親子・お受験作法教室』代表の諏内えみさん。お受験サポートから女優のエレガント所作指導など幅広く活躍中
取材に応じてくれた『親子・お受験作法教室』代表の諏内えみさん。お受験サポートから女優のエレガント所作指導など幅広く活躍中
【写真】電通に勤務する櫻井弟も慶應出身、ラガーマン時代がイケメンすぎた

慶応義塾幼稚舎のテストの一つに“行動観察”という項目があります。お子さんの普段の振る舞いや試験官からの質問に対する返答が審査されるため、ご家庭内での過ごし方や話し方も問われます。

 私が運営する『親子・お受験作法教室』では、日頃の立ち居振る舞いを親子で見つめ直してもらい、“育ちがいい子”へと導いていきます。マナーなどは何年もかけて身につけるものですから、早く始めるに越したことはありません」(諏内さん、以下同)

 親の負担はまだまだある。

慶応は志望動機などを盛り込む願書の書き方も合否を分けるといわれています。毎年、慶応義塾の創設者・福澤諭吉の自伝に関する感想文を書く欄があるのですが、より良い文を書くため数年前から準備をする親御さんもいます。お子さんが合格するためには、親御さんの積極的な姿勢が求められるのです」

 過酷な“お受験戦争”に身を投じようとしている櫻井。レギュラー番組が減っても、多忙な日々は続くようだ。