NHK紅白歌合戦は4年ぶりに紅組が勝利。紅組司会の綾瀬はるかが感涙にむせぶ中、白組初司会を務めた井ノ原快彦は、白組トリを務めた大先輩・近藤真彦の出番には、われ先にとこう盛り上げ役を買って出た。

「中居さんやマッチさんから責

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められるんです。(白組の敗戦が)オレのせいみたいになっちゃっている……(苦笑い)」

 リアクションを見てSMAPメンバーが大笑いしている中、“イジリ”役を終えた中居正広は、こっそりと本音をこぼしていたという。

「アイツ、やっぱウメェな……」

 司会者として評価の高い彼だからこそ、井ノ原の実力に気づいたのだろう。

 リハーサルのときに取材陣から井ノ原へのアドバイスを求められた際も、「何もないですね。上手です」と後輩を持ち上げていたが、それは建前のこと。本番を見てあらためて才能に感じ入ったようだ。

「中居さんは、ジャニーズの中で自分がいちばん司会の能力が高いと自負しているんです。紅白ほか、国民的行事をうまく仕切れるのは自分だと。それでも、イノッチが紅白の司会を見事に務めあげたことは認めざるをえなかった。

 なんだか、中居さんはイノッチに嫉妬しているようにも聞こえましたね。ジャニーズでいちばんの司会の座は今後、もしかしたら中居さんからイノッチに譲られるかもしれませんよ」(芸能プロ幹部)

 残念ながら、視聴率は前半が34.8%、後半が39.2%と、嵐が白組司会を務めた前年からいずれも下がる結果に。しかも後半は過去最低という不名誉な記録だった。ただ、それでイノッチの司会に疑問符がつくわけではない。

「アドリブへの対応や綾瀬のフォローなどは見事でした。'10年にスタートした『あさイチ』も今年で6年目。司会者として集大成となる紅白でしたが、彼にとっては次のステージへのステップアップになったと言っていいでしょう」(スポーツ紙記者)