日本全国で、いっこうになくなる気配のないいじめ問題。最近も岩手県で中学生の男子が自殺する事件が起きたばかりだ。そんな中、同じ小学校に通う子どもを持つ母親が、立て続けに首をつるという奇妙な事件が起きていた。

 7月3日の読売新聞の栃木県南版によると、事件があったのは今年4月。栃木県佐野市にある小学校で、いじめを受けていた児童2人の母親が加害児童の母親に抗議に行ったところ、逆にママ友たちの間で孤立し、さらに母親たちからいじめを受けるようになった。その結果、2人は自殺するにいたったという。

 自殺から3か月過ぎて報道されたこの事件。ネット上ではさまざまな意見が飛び交い、情報は錯綜している。

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小学校の周りには学校職員、市役所職員、PTA関係者などによる大がかりな監視員が

「守ってあげなきゃいけない子どもを残して自殺する親なんて考えられません。残された家族がかわいそうです」

 と同じ小学校の卒業生を持つ母親が語るように、ナゾが多いこの事件。取材してみると、意外な事実が見えてきた。2人の児童が通っていた小学校は総児童数が80人に満たないこぢんまりとした学校だが、最近の地方都市では特別なことではない。

「どちらのお子さんも、いじめを受けていたと聞きました。それで、不登校になっていたみたい……」(学区に住む主婦)

 最初に亡くなったA子さんには特別支援学級に通う小4の男子と保育園に通う2人の子どもがいた。

「特別学級内でもいじめがあったようです」と近隣住民。

 次に亡くなったB子さんには中3の男子を筆頭に中1、小5、小3の4人の子どもがおり、小5の子がいじめにあっていたといわれている。

「A子さんとB子さんはいじめていた子どもの母親に抗議したところ、無視されたり、グループ内のLINE(ライン)で陰口を書かれたりしたようです」(近隣住民)

 母親グループ内での孤立、LINEによる執拗な中傷と叱責。いじめが2人を死に追いやったのなら、これは看過できる問題ではないが、どこまでが真実なのか……。