'88年に前身のスケートボーイズから6人が選ばれて結成。これまでのアイドル像をぶち壊した彼らは、メンバーの脱退や事件も経験しながらも国民的な存在に成長していった。今年12月31日をもって解散が発表されたSMAPがどんな時代を生きてきたのか。それぞれの素顔とともに追っていく─
連ドラ初主演だった『味いちもんめ』(テレ朝系)のスペシャル版の制作発表にて('96年11月5日)

「SMAPが年末に解散!」

 衝撃のニュースから半月、世間の混乱はまだ収まらない。

 25年間、お茶の間を魅了し続けた国民的アイドルグループが終幕する。単なるテレビスターの枠を超え、いつの間にかファンや視聴者とともに日々を生きていた稀有な存在『SMAP』だからこそ、喪失感は計り知れない。

「僕らは周りからこうしろ、ああしろって言われるのが好きじゃなかった。自分たちが“コレだ!”っていうものをやってきた。歌にしろ、衣装にしろ、ドラマにしろ、好きなものだけをやってきたから無責任なことはできなかった」

 SMAPのリーダー・中居正広はかつて、雑誌の取材でこう語っている。

 たしかにSMAPはスーパーアイドルであると同時に、“作りもの”ではない人間味を感じさせた。幅広い層から人気を集めるきっかけとなったバラエティー番組『夢がMORI MORI』や『SMAP×SMAP』(ともにフジ系)で見せてきた姿はお笑いあり、料理あり、かぶりものあり、身体を張ったチャレンジありと、それまでのアイドルとは一線を画していた。

 SMAPをデビューから支え、今年1月に退社した元チーフマネージャーのI氏は、人気が急上昇したころの彼らを、近しい関係者にこんなふうに説明していた。