井頭愛海 撮影/齋藤周造

「キャストの人たちにも“芳根ちゃんにそっくり”って言われています。高良(健吾)さんには、“しゃべり方や目線がすごく似ている”と。雰囲気を芳根さんに近づけようとは思っていましたけど、意識していないときに似ていると言われるのはうれしいですね」

『べっぴんさん』で、すみれ(芳根京子)の娘、さくらを演じている井頭愛海(いがしらまなみ)。似ているのは顔だけではないようで、

「私、取材のとき、パンくずを口につけたまま受けてしまったことがあって。そうしたらメイクさんに“お母さん(芳根)と一緒やん。お母さんもメロンパン口につけて撮影に行ってたよ”って(笑)。やっぱり親子やね、って言われてしまいました」

 そんなふたりの記念すべき初共演のシーンは、ナイトクラブで母娘が対峙(たいじ)するカット。

「夜遊びを叱(しか)られて頬を叩(たた)かれるシーンでした。私と芳根さんも、あのときはお互いをまだよく知らなかったので、その距離感がすみれとさくらにも重なって、お芝居にも出ていたかな、と思います。

 撮影を重ねるたびに一緒にお食事に行ったりして、ちょっとずつ芳根さんとの距離感が縮まっていく感じでした」

 すみれとさくらの確執がドラマでは描かれていたけど、井頭もそのときのさくらと同年代。自分自身にも反抗期はあった?

「私も去年くらいまではさくらみたいな感じだったと思います(笑)。“わかってるから、何回も言わないで!”みたいな感じで口答えしていましたし。だから、反抗する気持ちは演じていてわかります。でも、さくらとしてすみれさんを見ることで、お母さんはこんなふうに考えてくれていたんだ、とわかることも多かったです」