「午前9時すぎ、Sexy Zoneの菊池風磨さんが友達と2人で歩いて来ました。黒のスーツに紺色のシャツ、派手なワイン色のネクタイをつけていました。同じ色のハンカチーフを胸ポケットに入れ、髪も銀色だったので、すぐに彼だとわかりましたよ(笑)」(式に参加した学生)

 3月23日、快晴のもとで行われた慶應義塾大学の卒業式。会場の日吉キャンパスには全学部の卒業生が集まっていた。

「菊池さんは'13年4月に総合政策学部に入学しました。都心から50キロほど離れた湘南藤沢キャンパスでしたが、きちんと通っていたようです。課題もしっかり提出して、必要な単位も修得したようですね」(芸能プロ関係者)

 集合時間の5分前に現れた菊池は、学生たちの“オーラがすごい”“背高いんだね〜”といった黄色い声を浴びながら、行列に並んで入場。

 式が11時半過ぎに終わると、会場から出てすぐのところで、男友達数人と写真を撮っていた。

「終始笑顔で、楽しそうに話していましたよ。友達と電話したり、肩を組んで写真を撮ったりして、普通の学生と変わらない感じでしたね」(別の学生)

 学内でも男女問わず人気のようだが、アイドルの彼にしては、集まったファンが少なかった。ひと足先に明治学院大学の卒業式を終えた同グループの中島健人が、100人以上のファンに囲まれたのとは対照的だ。というのも、

3月18日に放送されたNHKラジオの『らじらー!』で風磨クンが“卒業式には来ないでくださいね”と事前にお願いしたんです。佐藤勝利クンからも“正式な場所なので来ちゃダメですよ”と。それで当日は会場に行かずにそっと彼のことを祝おう、ということになったんです。SNSでも“風磨の卒業式には行っちゃダメ”と釘を刺しあっていましたよ」(菊池のファン)

 それゆえ、集まったファンも10人ほどにとどまり、現場でも大騒ぎしたりせずに、控えめに振る舞ったわけだ。

 多忙な中でも学業をおろそかにせず、慶大合格&卒業という快挙を達成してみせた。

「卒業間際には、草なぎ剛さん主演の『嘘の戦争』(フジテレビ系)に見習い詐欺師の役で出演しました。式の前日も、ラジオの生放送に夜中の1時まで出るなど、非常にタイトなスケジュールだったみたいですよ」(スポーツ紙記者)

 ファンに追いかけ回される“戦争”状態を回避し、学生最後の日を満喫できたのは、せめてものご褒美だろうか。'13年の『慶應塾生新聞』のインタビューでは、こんな抱負を語っていた。

《憧れの先輩である嵐の櫻井翔さんのように、常に新しいことを追い続けたいです。後輩たちの模範や憧れの対象でありつつ、誰にも負けない才能を持ち続けられるような人になりたいです》

 13年前に慶大を卒業した、偉大な先輩ジャニーズを超えることだって夢じゃないかも!