SMAP解散後、ジャニーズ事務所を取り巻く環境が急激に変化している。

「これまでメディアをある程度は手中に収めていましたが、ネットはおさえることができなかったのです。メリー副社長をはじめ、驚異的な拡散力を持つ批判の声に強硬な態度をとれなくなっているといいます。昨年、KAT-TUNを脱退した田口淳之介は退社後もメジャーレーベルに移籍しメディアへの露出も多い。今まででは考えられないことでした」(芸能プロ幹部)

 さらに事務所内にも大きな変化が生じていて、

「『スマスマ』がスタートする以前から、Iさんの“右腕”として奔走してきたF氏が、このたび5月をもってジャニーズ事務所を退社するとのことです。Iさんの後任として総チーフマネージャーを任されていたはず……。事務所も昇進を条件に必死に引きとめたそうですが、“僕には畏れ多いので”と、退社の意思は固かった」

  “やり手”として有名だったF氏の退社に、ある芸能プロ関係者も驚きを隠せない。

「事務所も説得できると思っていたでしょう。ただ、Iさんを尊敬する彼はこれ以上、ジャニーズに在籍することに疑問を持っていたのかもしれません」

 そして、こうも続ける。

「中居の『スマステ』出演もオファーを受けた彼自身の意思で、独立に向けて香取と、そしてテレ朝との関係をさらに強固にするためだと思いますよ」

 そしてF氏もまた中居正広と同様に、I元マネージャーとチームを組んでの再スタートに関わる可能性も。

6月に新事務所を立ち上げて“復帰”を計画するIさんと、5月末で退社するF氏。ただの偶然ではないでしょう。すべては6月。ジャニーズの根底を揺るがす大きな動きがあるのかもしれません」(同・芸能プロ関係者)

 一方でF氏の退社にいちばんショックを受けているのが木村拓哉だという。現在、4月29日公開の映画『無限の住人』公開に向けて連日、PR活動にいそしんでいるのだが……。

「20代のころからキムタクに長くついていたFさんは、“ウチのスーパーマネージャー”とイジられ、可愛がられていました。Iさん同様に信頼していたキムタクにとって、いわば、現場での“相棒”ともいえる存在です。メンバー以上に離れるのはこたえるはず」(テレビ局幹部)

 独立騒動でI元マネージャーが退社に追い込まれた際には、“裏切り者”のレッテルを貼られて中居らとも疎遠になったとされる木村。加えてF氏も退社と、“SMAP”からの孤立が深まっているように見える。

代償はあまりに大きかった。1月のドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)でも、共演者探しが難航したともいわれています。来年1月の月9主演内定もウワサされますが、このままでは“キムタクブランド”が終焉を迎えることにもなりかねない。それでもジャニーズに頼りきりのフジは“心中”を選ぶのでしょうか」(スポーツ紙記者)