利用者に話を聞いた

高齢者向けシェアハウスが増加中「刺激になるし心強い」

2016年03月27日(日) 11時00分
〈週刊女性2016年4月5日号〉
2016年03月27日(日) 11時00分
〈週刊女性2016年4月5日号〉

20160405_ishoku_9

 シェアハウスとは、入居者がプライベートな部屋で生活しつつ、リビングなどの共有空間を使ってコミュニケーションをとれる住まいの形式。若者たちの暮らし方と思いがちだが、最近では高齢者の住まいとしても注目を集めている。

 そのひとつ、千葉県山武市の『むすびの家』は昨年11月にオープンしたばかり。約300坪の敷地に、2階建ての1人用住居の棟に8戸、2人用住居の棟に4戸がある。オーナーは、ここで暮らす田中義章さん(78)と坤江さん(78)夫妻。

「子どももいないし、将来どちらかが先に逝ったときにどうするか」と考え、坤江さんがシニア向けの住まいを造ろうと提案した。

「元気に明るく、なるべく最後まで自立して生きたい。それにはみんなで助け合いながら暮らすほうがいい。周りに人がいれば刺激になるし、体調を崩したときには病院や介護のことも相談できて心強いでしょう」(義章さん)

 生活は基本的にそれぞれが自分のことを自分で行い、自由に過ごす。住居も1戸ずつしっかり施錠できる扉と玄関があって独立しており、室内にはキッチン、トイレ、浴室など日常で必要な設備がそろっていて、一般の集合住宅の部屋と変わらない。

 ドアホンはテレビつき、コンロは3口のIHクッキングヒーターと、安全かつ快適に生活できる機能も備えている。坤江さんが言う。

「食事も個々で作っています。入居者がいずれ増えたら週に2、3回でも共用スペースのキッチンで、みんなで食事を作ってもいい。もちろん強制でなく。これまでの暮らしの延長線上でその人らしく過ごしながら、自由に参加できるイベントを提案していければ」
 現在は、日曜日に市役所前広場で開かれる朝市にそろって出かけるのが恒例だ。

 もともと田中さん夫妻は、自家菜園で野菜を収穫したり、大釜で大豆を炊いて味噌を手作りしたり、暮らしを楽しむ達人でもある。今後は入居者と一緒に続けていきたいと計画。敷地内には味噌づくりなどに使うかまどや作業小屋を、これから作る予定だ。

関連記事

ニッポン
各自治体で無料配...

孫育てガイドブックが好評

2016年03月16日(水) 05時00分
〈週刊女性2016年3月29日号〉
ニッポン
'18...

ドローン宅配 山岳部などで需要

2016年01月21日(木) 16時00分
〈週刊女性2016年2月2日号〉
ニッポン
販売額は年15億...

買い物難民を救う移動スーパー

2016年01月21日(木) 11時00分
〈週刊女性2016年2月2日号〉
美容・健康
65歳以上の患者...

高齢者うつ増加の理由は?

2015年12月07日(月) 16時00分
〈週刊女性12月15日号〉
防犯・防災
専門家が警鐘鳴ら...

老人ホーム 損失受ける事例多発

2015年12月06日(日) 05時00分
〈週刊女性12月15日号〉
防犯・防災
国民生活センター...

老人ホーム入居権被害が急増中

2015年12月03日(木) 11時00分
〈週刊女性12月15日号〉

オススメ記事

文化人
バレーボール・タ...

フィフィ語るスポーツとお金

2016年05月21日(土) 18時30分
〈週刊女性PRIME〉
文化人
不正疑惑で会見も...

フィフィ、東京都政に物申す

2016年05月14日(土) 17時30分
〈週刊女性PRIME〉
男性
第2回『Yes!...

ビアちゃん語る高須院長の凄さ

2016年05月13日(金) 05時00分
〈週刊女性PRIME〉
文化人
大切なのはリテラ...

フィフィ エロバナーに激おこ

2016年05月07日(土) 18時00分
〈週刊女性PRIME〉

ページトップ