2018年記事ランキング(社会編)

 2018年もたくさんの皆さまに読んでいただいた『週刊女性PRIME』。今年は自然災害のほかにも、悲しい事件がたくさんありました。取材班は毎週、全国各地へ飛び、様々な事件を取材してきました。そこで、当サイトに掲載の社会ニュース記事の中から、最も読まれた記事のTOP10を公開!

◾️1位:USJがジェットコースター2時間宙吊り客に渡した「お詫びの品」

大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパン

 大勢のお客さんで賑わう、テーマパーク『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)』で、走行中のジェットコースター『ザ・フライング・ダイナソー』が緊急停止し、乗客64人が宙吊りになったのは5月のこと。救出に費やした時間は、最短でも5分、最長では1時間57分もかかったという。USJは宙吊り状態になった64人にどんな対応を取ったのだろうか。気になる「救出方法」と「お詫びの品」とは? 足元に地面がないという恐怖は、計り知れない……。(5月11日公開)

◾️2位:写真で見せられない『孤独死』の現場をミニチュアで再現する26歳女性の挑戦

「最近は“第一発見者になりたくない”“事情聴取がめんどくさい”という理由で、なんとなく異変に気づいても通報しない人が増えています」。この現場も亡くなってから発見までに時間がかかったため、布団に広がった体液の色は、茶色くどす黒い 撮影/齋藤周造

 茶色く汚れた布団、血で真っ赤に染まった風呂場、大量のゴミで埋めつくされた床。目を背けたくなる衝撃の光景──。これらは年々増え続ける「ゴミ屋敷」や「孤独死」の現場だ。そういった過酷な現場で働く26歳の女性が、自身が見てきた惨状をリアルなミニチュア模型にし、話題を集めている。なぜ彼女は孤独死の現場をミニチュアで再現するのだろうか。そこに込められた思いと、社会問題化する孤独死と向き合う若き女性の信念とは──。(10月10日公開)

◾️3位:〈東京・東村山〉100匹以上のハエで発見、駄菓子屋夫婦の「孤独死」

遺体が見つかった住居兼店舗。雑収入目的か与野党4政党の議員のポスターや自販機も

 1階の入り口はすべて施錠されていた、駄菓子屋の店舗兼住宅。庭先の窓の周辺に飛び回る100匹以上のハエを見た近隣住民が110番をして、遺体は発見された、90歳と82歳の老夫婦の死。室内にあったレシートから、死後2か月は経過していると見られ、目立った外傷はなく、事件性をにおわせる証拠は確認されないため、突然死と推測された。二人でも起こり得る「孤独死」の現実。再婚、そして長男の誕生、慎ましやかな生活を送ってきた夫婦の足跡をたどった、悲しい記事が3位にランクイン。(5月16日公開)

◾️4位:「綾瀬コンクリ殺人」の元少年Cも再犯!戦慄走る周辺住民、30年前の記憶と恐怖

事件現場。容疑者は写真右スペースでUターンする車を威嚇していた

 1988年11月、女子高生を4人の少年が誘拐し、40日以上にわたり暴力と輪姦。陵辱の限りを尽くし、死に至らしめた凄惨な事件が起きた。犯行グループ4人のうち、'04年に少年Bが逮捕監禁及び傷害致死で、主犯格の少年Aは'13年に振り込め詐欺でそれぞれ再犯を犯し逮捕されている。そして今回、少年Cだった男が、自宅アパートの駐車場で殺人未遂事件を起こし逮捕されたのだ。当時少年だった男たちは40歳をゆうに超えるも、4人中3人か再犯を犯すという結果に。あの事件の記憶は風化せず。(9月3日公開)

◾️5位:出産を諦めて里親に、40代で女子高生を迎え入れた夫婦が見いだす新たな可能性

※写真はイメージです

 女性と出産という奥深いテーマ。産む人、産めない人、産まない人……。経緯はどうあれ「里親」になり、新たな家族を迎え入れ「家族」になるというケースも少なくない。この記事は、大阪で2児を放置して餓死させた事件に胸を痛めた女性が「産めなくても、里親として育てるという選択肢がある」と、40歳を過ぎてから女子高生を家族として迎え入れた夫婦の話だ。娘となった子を社会に送り出し、今は小学生の子育てに奮闘している。夫婦が見出した新たな可能性は、大きな反響を呼んだ。(7月14日公開)

 

 ※6位以降は、以下の通り。

◾️6位:目黒女児虐待死、実父の親族「雄大も優里も殺してやりたい」結愛ちゃんの遺骨は今
◾️7位:《鹿児島日置》元自衛隊員“素手”で5人殺害、近隣住民がみた事件前の奇行
◾️8位:《新幹線殺人》両親・祖母・伯父への徹底取材で見えた「小島一朗」ができるまで
◾️9位:ちゃんと知りたい発達障害、3つのタイプ(ASD・ADHD・LD)の傾向と特徴
◾️10位:がんで他界した妻の日記に涙、残された夫がはじめて気づいたこととは