EXITのりんたろー。

  お笑いコンビ、EXIT。ボケ担当の兼近大樹(31)は28日、日本テレビ系『24時間テレビ45』で行われたチャリティーマラソン100キロを走り切った。

 そのおよそ1週間前。ツッコミ担当のりんたろー。(36)がグラビアアイドルの本郷杏奈(30)と結婚することをデイリースポーツ紙が報じた。

「8月20日の紙面で報じられ、その日に行われたライブでりんたろー。本人が否定したと伝えられましたが、23日にはファンクラブサイトで結婚を報告し、結果的にスポーツ紙の記事の正しさが証明されました」

 と情報番組デスク。

『ポップUP!』でのとんでもない発言

 いわゆるスクープ記事である。テレビや新聞、雑誌に携わる職業メディア人であれば誰もが欲する、ほかより先に報じたいというスクープ。ある意味、勲章でもあるスクープを、とんでもない扱いで価値を貶めたのがフジテレビだという。

 放送担当のスポーツ紙記者が、呆れぎみに伝える。

「『週刊女性PRIME』が先ごろ、年内いっぱいで打ち切りが決まったと報じたフジテレビの情報バラエティー『ポップUP!』が、とんでもないことをやらかしたのです。プロデューサーがものを知らないのか、ディレクターがお粗末なのかはわかりませんが、あれはひどすぎる」

 前出・スポーツ紙記者が問題だと指摘するのは、26日の金曜日に放送された内容。録画を確認してみると、確かにひどい、というか開いた口がふさがらない。

「でしょう、でしょう!」

 と筆者の同意に力強さを得たのか、前出・スポーツ紙記者を言葉にさらなる力を込め、次のように続ける。

「スクープ報道を何を血迷ったか“フライング報道”と決めつけたのです。事前に報じられることを“フライング報道”って、何、それ?って感じですよね。伝える佐野瑞樹アナウンサーまでも、『これまでの芸能界、こういうフライングっていいくらでもあった感じですよね』なんてことをしゃべっている。自分たちがテレビ局員だということをお忘れになっているとしかいいようがない。

 他者に先駆けて報じるのはスクープであって、フライングではないのです。まして芸能人の恋愛や結婚ニュースを報道することは、スポーツ紙の一丁目一番地ですからね。こんなことを“フライング報道”とされたら、フジテレビを含め一切のメディアは独自ネタを出せないということになります

平成ノブシコブシの吉村の発言に苦笑

佐野瑞樹アナウンサー

 メディアの世界には“フライング報道”というものがあることにはある。例えば、何かの受章や発表ものであらかじめ“解禁時間”が決められているにもかかわらず誤って報じてしまうことを“フライング報道”と呼ぶこともあるが、実際にルール厳守していれば生じることはない。

「凡ミスによってしか起きない“フライング報道”とスクープをごちゃまぜにしている点が罪深いですよね。さらにとんちんかんだったのは、出演者の平成ノブシコブシの吉村崇。『りんたろー。のフライング報道で売れ行きが上がるんですかね』とか『何の目的のためにフライングをするんですかね』って、したり顔で言っているんです。これには苦笑するしかありませんでした」(前出・スポーツ紙記者)

 スクープ記事を受け、当事者のりんたろー。は、出演したライブで「なんで俺の結婚のニュースを、ほかから知らなきゃいけねぇの。てめぇで言わせてくれよ」と嘆いた。

「その気持ちはよくわかります。特に最近の結婚は、ジャニーズ事務所をはじめファンクラブや会員制サイトで最初に発表するというのが、芸能界の流れですからね」

 と前出・スポーツ記者もりんたろー。の気持ちには完全同意する。そしてこうも話す。

「結婚は相手もあってのことですかんね。例えば、りんたろー。周囲に口止めは出来ても、相手の関係者すべてに口止め、となると、なかなかりんたろー。もコントロールできなくなく。おめでたいことはあっという間に広まります。りんたろー。が望まなくても、りんたろー。以外の誰かが早く報じられることを望んでいたのかもしれませんしね」

 何はともあれ、結婚に完走。EXITの人気&勢いはますます盛んだ。

〈取材・文/薮入うらら〉

 
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隣を自転車で走る坂本トレーナーと笑顔で顔を見合わせる兼近
スタッフと並走する兼近。練習で鍛えたふくらはぎの筋肉は、坂本トレーナーも絶賛

 

 

寿司を頬張る兼近にマイクフォローをしてあげる兄のような相方りんたろー。

 

直撃取材を受ける元ベイビーギャング北見寛明
元ベイビーギャング北見