コンビニ各社がしのぎを削る激アツ商材「チルド惣菜」(撮影/山田智絵)

 近年、大手コンビニが売り場を広げているのがチルド惣菜。賞味期限がお弁当より長くて便利なのに加え、外食控えの巣ごもり消費で売り上げアップ。しかも、コンビニ食の常識を超えるおいしさでヒット商品が続々登場している。

おいしくて日持ちする「チルド惣菜」は最新技術の賜物

 チルド惣菜は、「食材の風味や食感は残るが日持ちしないお弁当やおにぎり」と、「長持ちするが食材の風味や食感が損なわれがちなレトルト食品」との中間的存在。そんなイイとこどり商品のカギは殺菌技術と包装技術にある。

 従来の高加熱処理に比べて、食材の品質が損なわれにくい「高圧殺菌」や「低温殺菌」といった技術と、窒素や二酸化炭素などのガスを充てんしてパッケージする「ガス置換包装」といった技術の組み合わせで、おいしくて日持ちする商品を実現している。

各社しのぎを削る激アツ商材、本当に美味しいのは?

 中でも大ヒットしているのがセブンイレブン(以下「セブン」)のプライベートブランドの「金のシリーズ」。高価格帯だが自炊や外食のレベル以上の満足感で、単身世帯だけでなくファミリー世帯にも人気。

「名店とのコラボや期間限定の企画商品など、コンビニの商品開発には意欲を感じます。中でもチルド惣菜はレンチンとは思えないクオリティーです」と、スペイン料理店オーナーシェフのおおつきちひろさん。ご自身もコンビニのチルド惣菜を買うことがあるそうだ。

 NHK『ガッテン!』の料理回でディレクターを務めた石川範子さんも「1人分でコスパが悪いかと思いきや、意外とそうでもない。食べたいものをちょうどいい量で食べきれる手軽さでシニアに人気なのも納得」と言う。

 今回はおふたりに、コンビニ大手3社のセブン、ファミリーマート(以下「ファミマ」)、ローソンのおかずやおつまみの売れ筋10品を食べ比べ、それぞれの勝者をジャッジしてもらった。高ポイントを獲得する商品はいったいどれだ!

【今回調査したチルド惣菜】
〈対決1〉ハンバーグ
〈対決2〉肉じゃが
〈対決3〉酢豚
〈対決4〉だし巻き玉子
〈対決5〉海老チリ
〈対決6〉さばの塩焼き
〈対決7〉ポテトサラダ
〈対決8〉生ハム
〈対決9〉もつ煮込み
〈対決10〉軟骨から揚げ

※商品の価格は編集部調べ(2022年7月現在)

〈対決1〉チルド惣菜の代表選手【ハンバーグ】

コンビニのチルド惣菜といえばやっぱりハンバーグ(撮影/山田智絵)

〈1位〉コク&うまみたっぷりのソースがとろ~り♪
セブンイレブン「直火で焼いた香ばしさ 金のハンバーグ」

【ハンバーグ】1位セブンイレブン「直火で焼いた香ばしさ金のハンバーグ」(撮影/山田智絵)

製造者または販売者(以下同)日本ハム/税込み価格(以下同)429円

〈2位〉肉の食感がイマイチ
ファミリーマート「じゅわっと肉汁!!!鉄板焼ハンバーグ」

【ハンバーグ】2位ファミリーマート「じゅわっと肉汁!!!鉄板焼ハンバーグ」(撮影/山田智絵)

丸大食品/398円

〈3位〉独特のソースが裏目に
ローソン「肉厚!ビーフハンバーグ~ソテーオニオンで仕立てた芳醇デミソース~」

【ハンバーグ】3位ローソン「肉厚!ビーフハンバーグ~ソテーオニオンで仕立てた芳醇デミソース~」(撮影/山田智絵)

マルハニチロ/399円

1億個以上売れている大ヒット商品が意地の貫禄勝ち

「勝者セブンは商品コピーで強調している直火焼きの香ばしさはあまり感じないが、2社に比べてハンバーグらしいひき肉の食感があり、まろやかなスパイス感のあるデミグラスソースもイメージどおりの味。

 家庭ではなかなかできない“じゅわっと肉汁”をうたっているファミマは、あふれ出る楽しさを追求した点は評価したいが、ハンバーグではなく肉団子のような食感が気になった。

 ローソンは、酸味の強いソースが独特で中華の肉団子のような印象。ハンバーグらしさを感じなかったのが残念」(おおつきさん&石川さん、以下同)

〈対決2〉大定番もコンビニで【肉じゃが】

〈1位〉丁寧に作られた奥行きや余韻のある味​わい
ファミリーマート「豚肉の旨みが染みたごろっと肉じゃが」

【肉じゃが】1位ファミリーマート「豚肉の旨みが染みたごろっと肉じゃが」(撮影/山田智絵)

ジェイフード/258円

〈2位〉嫌いな人のいない平均味
セブンイレブン「北海道男爵いもの肉じゃが」

【肉じゃが】2位セブンイレブン「北海道男爵いもの肉じゃが」(撮影/山田智絵)

ヤマザキ/257円

〈3位〉甘めが好きならコレ!
ローソン「北海道産男爵と国産豚肉の肉じゃが」

【肉じゃが】3位ローソン「北海道産男爵と国産豚肉の肉じゃが」(撮影/山田智絵)

日本水産/300円

見事に3社3様の味。だし好きならファミマで決まり!

「ファミマは、だしの風味をきかせて丁寧に作られている。この価格で奥行きや余韻のある味が出せるのはすごい。

 僅差で2位のセブンは、シンプルで万人受けしそうな味。ホクホク感がありながら煮くずれしていないじゃがいもは高評価。ファミマは小料理屋風で、セブンはご飯に合う家庭の惣菜という感じ。

 ローソンの味つけは甘みが強く食材の味をあまり感じなかったのが残念だが、子どもや甘い味つけの多い地域の人には好まれそう」

〈対決3〉家で作るのは面倒【酢豚】

ファミマとローソンの具材はそっくり。セブンは豚肉だけで勝負している(撮影/山田智絵)

〈1位〉具材ゴロゴロで子どももよろこぶ♪
ファミリーマート「ごろごろ具材の甘酸っぱい酢豚」

【酢豚】1位ファミリーマート「ごろごろ具材の甘酸っぱい酢豚」(撮影/山田智絵)

日本ハム/348円

〈2位〉期待の高級感味わえず……
セブンイレブン「豚肩ロース肉の旨味 金の黒酢酢豚」

【酢豚】2位セブンイレブン「豚肩ロース肉の旨味金の黒酢酢豚」(撮影/山田智絵)

日本ハム/429円

〈3位〉ころもだらけの肉が敗因
ローソン「黒酢酢豚」

【酢豚】3位ローソン「黒酢酢豚」(撮影/山田智絵)

タイヘイ/397円

手軽におうち中華が楽しめるファミマがダントツ

「ファミマは豚肉の存在感もあり、野菜の食感もしっかりしていて、甘酸っぱさもちょうどいい。酢豚は家庭で材料をそろえて作るのは手間がかかるので、この味でこの価格ならおすすめしたい。

 セブンは黒酢のきいた高級感のある味を期待したが、豚肉の存在感はあるものの、揚げ物のチルド惣菜の限界か、ころものカリッと感がなく、肝心の黒酢の風味も弱い。商品名に負けているのがちょっと残念。

 ローソンは主役の肉が小さくて、ころもの印象ばかり。甘みと酸味のバランスもパッとしない」

〈対決4〉 お弁当にぴったり だし巻き玉子

〈1位〉素朴さが際立つ
ローソン「切れてるだし巻玉子」

【だし巻き玉子】1位ローソン「切れてるだし巻玉子」(撮影/山田智絵)

紀文食品/120円

〈2位〉お弁当に便利な濃い味
ファミリーマート「切れてるだし巻玉子」

【だし巻き玉子】2位ファミリーマート「切れてるだし巻玉子」(撮影/山田智絵)

紀文食品/138円

〈3位〉だし感強く好み分かれる
セブンイレブン「切れてるだし巻き玉子」

【だし巻き玉子】3位セブンイレブン「切れてるだし巻き玉子」(撮影/山田智絵)

イセデリカ/159円

素朴な味つけで勝負したローソンに軍配!

「1位のローソンは、だしの風味はあまり感じないが、砂糖の甘みとしょうゆ風味のバランス良好で素朴でおいしい。

 ファミマは懐かしいおふくろの味風で、しっかり味なのでお弁当によさそう。

 セブンはだしの風味がきいているが、水分が多めで茶碗蒸し的。わさびをつけておつまみに」

〈対決5〉海老プリ感が決め手!【海老チリ】

エビチリの海老は各社見た目もサイズもほぼ同じ(撮影/山田智絵)

〈1位〉名店コラボはトマトのうまみソースが特徴的
ローソン「重慶飯店監修 大海老のチリソース」

【エビチリ】1位ローソン「重慶飯店監修大海老のチリソース」(撮影/山田智絵)

日本水産/399円

〈2位〉この価格なら妥当な味
セブンイレブン「金の海老チリソース 活〆の海老使用」

【エビチリ】2位セブンイレブン「金の海老チリソース活〆の海老使用」(撮影/山田智絵)

日本ハム/429円

〈3位〉海老チリ風を求めるならアリ
ファミリーマート「ぷりぷりっ海老チリ」

【エビチリ】3位ファミリーマート「ぷりぷりっ海老チリ」(撮影/山田智絵)

日本水産/320円

人気の中華おかず、残念ながら3社とも期待はずれ

「3社とも、海老のプリプリ感を楽しみたいならおすすめできず。しいて1位を決めるなら、甘酸っぱいトマト味のたれがおいしいローソン。海老の入り数は3個でほかの2社より1つ少ないが、3社の中では海老の存在感がある。

 セブンも“海老感”はあるが、いちばん高価格なので妥当かも。

 ファミマは、ねぎたっぷりのたれでボリュームはあるが、海老の存在感がほとんどなく、ころももブヨッとしていて、海老チリ風のかき揚げのような印象」

〈対決6〉白メシの相棒【さばの塩焼き】

〈1位〉絶妙な塩加減、食感もふっくら
セブンイレブン「直火でふっくら焼いたさばの塩焼」

【さばの塩焼き】1位セブンイレブン「直火でふっくら焼いたさばの塩焼」(撮影/山田智絵)

STIフード/321円

〈2位〉しょっぱすぎるのが難点
ファミリーマート「さばの塩焼き」

【さばの塩焼き】2位ファミリーマート「さばの塩焼き」(撮影/山田智絵)

極洋/328円

〈3位〉味がうすくて身はかたい
ローソン「さばの塩焼」

【さばの塩焼き】3位ローソン「さばの塩焼」(撮影/山田智絵)

岡田水産/289円

塩気も食感も文句なしでセブンのひとり勝ち

「1位のセブンは、商品コピーどおりに身がふっくらしていて、大根おろしをのせてしょうゆをかけるとちょうどよさそうな絶妙な塩加減。

 次点のファミマは塩にこだわっているものの、ひと切れまるまる食べるには塩けが強すぎる。しょっぱいおかずで白ご飯をかき込みたい人にはいいかも。野菜と合わせたり、サンドイッチにするのもよさそう。

 ローソンは身がかたくて小さく、魚の塩焼きらしい味がしなかった」

〈対決7〉冷蔵庫にあると便利【ポテトサラダ】

〈1位〉チルドの欠点を上手くカバー
セブンイレブン「北海道男爵いものポテトサラダ」

【ポテトサラダ】1位セブンイレブン「北海道男爵いものポテトサラダ」(撮影/山田智絵)

ヤマザキ/127円

〈2位〉じゃがいもの食感が残念!
ファミリーマート「ほくほくじゃがいものポテトサラダ」

【ポテトサラダ】2位ファミリーマート「ほくほくじゃがいものポテトサラダ」(撮影/山田智絵)

キユーピー/128円

〈3位〉甘みが強くて好み分かれる
ローソン「国産じゃがいものポテトサラダ」

【ポテトサラダ】3位ローソン「国産じゃがいものポテトサラダ」(撮影/山田智絵)

キユーピー/138円

じゃがいもの食感に工夫したセブンが勝利!

「冷めるとでんぷん質が固まって、味も食感も落ちるじゃがいもの扱いがポイント。

 ごろっとしたじゃがいもが多いファミマは食感の悪さが際立つが、温めるとおいしくなる。ファミマのポテサラはパンにのせて焼くのもおすすめ。

 勝者セブンは適度につぶしていることで欠点をうまくカバー。ローソンは調味料の甘さが先に立ってイマイチ」

〈対決8〉この価格なら文句ナシ!【生ハム】

150円台で生ハムが手に入るのもコンビニならでは(撮影/山田智絵)

〈1位〉本場と同じく熟成肉のうまみを楽しむならコレ!
セブンイレブン「スペイン産豚肉使用 生ハムロース」

【生ハム】1位セブンイレブン「スペイン産豚肉使用生ハムロース」(撮影/山田智絵)

滝沢ハム/8枚入り159円

〈2位〉サラダなどにするのが◎
ローソン「ロース生ハム」

【生ハム】2位ローソン「ロース生ハム」(撮影/山田智絵)

米久かがやき/8枚入り150円

〈3位〉甘みが強くて飽きそう
ファミリーマート「しっとりやわらかなロース生ハム」

【生ハム】3位ファミリーマート「しっとりやわらかなロース生ハム」(撮影/山田智絵)

プリマハム/6枚入り159円

シンプルで本場の味に近いセブンがぶっちぎり!

定番は「生ハムメロン」だが、桃も生ハムによく合う(撮影/山田智絵)

「生ハムは本来、塩をまぶして凝縮させた豚肉のうまみを楽しむもの。3社の生ハムは残念ながらそこには至らないものの、本場の味にいちばん近いのはセブンで、シンプルな味でおいしかった。

 ファミマは甘みが強く、ローソンは塩けが強くてしょっぱい。そのまま食べるより、サラダのトッピングにするといいかも。

 いずれも極薄切りなので、野菜やフルーツに巻くなど使い勝手がよく、日々の食卓に取り入れやすい価格もうれしい」

次のページは
臭みのなさがポイント【もつ煮込み】

〈対決9〉一度食べたらハマる!【もつ煮込み】

〈1位〉もつ自身の美味しさが引き立つ
ローソン「コク味噌 国産豚もつとこんにゃくの煮込み」

【もつ煮込み】1位ローソン「コク味噌国産豚もつとこんにゃくの煮込み」(撮影/山田智絵)

エスフーズ/300円

〈2位〉にんにく風味のしっかり味
ファミリーマート「ピリ辛合わせ味噌の豚もつ煮込み」

【もつ煮込み】2位ファミリーマート「ピリ辛合わせ味噌の豚もつ煮込み」(撮影/山田智絵)

関越物産/298円

〈3位〉辛みが強くて味に深みナシ
セブンイレブン「国産豚もつ使用 ピリ辛もつ煮込み」

【もつ煮込み】3位セブンイレブン「国産豚もつ使用ピリ辛もつ煮込み」(撮影/山田智絵)

トラサンデリカ/300円

もつのうまさでローソン一択

もつ煮込みはご飯に乗せてガッツリ飯もおすすめ(撮影/山田智絵)

「もつは、臭みがなくて特有の味わいがあり、ゴムのような食感でないことがポイント。この条件を満たしたもつを使っているローソンは文句ナシ。みそ味もまろやかで、また食べたくなる一品。

 次点のファミマは、にんにくのきいたガツンとくるたれの味が特徴で、冷酒に合いそう。ご飯にかけたり餅を入れてもおいしいと思う。

 セブンはピリ辛だけで味に深みがなく、食感もいまひとつ」

次のページは
最強のビールつまみ【軟骨から揚げ】

〈対決10〉最強のビールつまみ【軟骨から揚げ】

大きさはほぼ同じだが、食感は大きく違う軟骨から揚げ。左からセブン、ファミマ、ローソン(撮影/山田智絵)

〈1位〉酒のつまみらしい濃い味
ファミリーマート「鶏軟骨から揚げ」

【軟骨から揚げ】1位ファミリーマート「鶏軟骨から揚げ」(撮影/山田智絵)

丸大食品/298円

〈2位〉濃い味で酒のアテにぴったり
ローソン「鶏軟骨の唐揚げ」

【軟骨から揚げ】2位ローソン「鶏軟骨の唐揚げ」(撮影/山田智絵)

フードリンク/257円

〈3位〉軟骨がかたくて食べづらい
セブンイレブン「コリコリ食感の鶏のなんこつ揚げ」

【軟骨から揚げ】3位セブンイレブン「コリコリ食感の鶏のなんこつ揚げ」(撮影/山田智絵)

日本ハム/257円

濃い味+さっぱり感で酒好きうなるファミマが勝利

「ファミマは酒のつまみらしい濃い味ながら、レモンのさっぱり感もきいている。つい箸がのびる味。せん切りレタスにのせて黒こしょうをふり、サラダ風にしてもおいしそう。

 ローソンはやや油っぽい。セブンは軟骨がかたく、ころもがブヨッとしていて食感のバランス悪し」

次のページは
定番以外の気になる【変わり種チルド惣菜】

ローソンのもつ煮とファミマの酢豚がマイベスト!

 10番勝負はセブン4勝、ファミマとローソンがそれぞれ3勝と、予想外の接戦に。

「味の傾向やターゲット層など、各社のカラーも見えて、とても興味深かったです。これからは、欲しい商品によってコンビニを使い分けることができそう」(おおつきさん)。

ジャッジの様子(撮影/山田智絵)

 ちなみに、おおつきさんのマイベストはローソンのもつ煮込み、石川さんはファミマの酢豚。

「通い慣れたコンビニではなく、たまに違うコンビニに行くと新しい発見があるかも!コンビニ惣菜と白いご飯、コンビニおつまみとお気に入りのお酒。これだけですごく幸せな気分になれちゃう。うまく使って食生活をエンジョイしたいもの!」(石川さん)

3社それぞれに特徴ある商品ラインアップが楽しい♪

 今回、コンビニ大手3社は、同じ商品でもそれぞれに特徴のあることがわかったが、品ぞろえにもカラーがある。

他のコンビニチェーンにはない商品ラインナップを見るのも楽しい(撮影/山田智絵)

 ファミマは、タイ料理の「ガパオ」や韓国料理の「サムギョプサル」など、ワールドワイドなラインアップが他店より充実。

 セブンは、食卓にもう一品欲しいときに便利な和の副菜が豊富だ。ちょっと甘めでだしのきいた「うの花」は箸休めにぴったり。

 ローソンは、酒のおつまみのバリエーションが多様。「チェダーチーズとドライハムのオイル漬け」はクラッカーにのせてカナッペ風にするとワインがぐいぐい進む!

今回チルド惣菜をジャッジしてくれた(左から)おおつきちひろさん、石川範子さん(撮影/山田智絵)

ジャッジした食のプロたち

石川範子さん
テレビや雑誌などで食まわりの仕事を長年務めているフードオリジネーター。NHK『ガッテン!』の食専門のディレクターを23年務めた。
おおつきちひろさん
隠れ家レストラン「サンイシドロ」のオーナーシェフで料理教室も主宰。食材を生かした料理人目線のメニュー開発にも定評がある。

取材・文/草柳麻子