ボクシングの試合に出場することを表明したゆたぼん(本人のTwitterより)

 炎上続きの日本一周企画を終えた13歳のユーチューバーで少年革命家のゆたぼんが、新たな挑戦を表明した。

ボクシングイベントに出場、SNSで意気込み語る

「来年1月21日に新宿FACEで開催される『HEARTS』というボクシングイベントがあるのですが、スペシャルエキシビジョンマッチの1つとして、ゆたぼんの出場が明かされました」(ネットニュース編集者)

 通算成績3勝9敗で引退した元プロボクサーの星野真生氏が企画。弱くても挑戦し続ける彼の姿を子どもたちに見せることで、「親のいない子や自殺を考えた子などに勇気を与えたい」と、クラウドファンディングで資金を集めて開催するイベントだ。

ゆたぼんも同じく不登校児たちに“元気と勇気を与えたい!”と活動を行っていることで、企画の趣旨にピッタリだと星野氏からオファーしたようですね」(同・ネットニュース編集者)

ゆたぼんは日本一周の最中、各所のボクシングジムに立ち寄っていた(本人のTwitterより)

 11月22日には自身のツイッターで、

《俺よりボクシング歴が長くて強いヤツじゃないと面白くないから、そうじゃないと戦わへんで 年齢も同い年以上じゃないと受け付けへん!!強いヤツと戦わへんと意味ないから 俺の対戦相手は強いヤツ!!出てこいや》

 とツイートしたゆたぼん。しかし星野氏のフェイスブックでは、

《中学生以下、体重40キロ以下。身長150センチ以下(できれば)。ボクシングなど格闘技経験1~2年》

 と、ゆたぼんの対戦相手が募集されていたことが判明。今年8月に行われた素人の格闘技イベント『訳あり』では、ボクシング歴はあるものの小学2年生の男児と対戦していたため、今回の相手も「どうせ格下の小学生でしょ?」と疑問視する声が上がっている。

「前回の試合は年齢差があるということで、ゆたぼんは第1ラウンドは防衛のみ。2ラウンド目は左腕だけで戦うハンディキャップマッチになりましたが、勝敗は判定にもつれ込み、ギリギリでの勝利でした」(スポーツ紙記者)

日本一周達成を祝われるゆたぼん(本人のTwitterより)

対戦相手は「格上」の同級生

 今回の対戦相手も本当に格下の小学生なのか? 対戦相手が所属する栃木県小山市の『NMI GYM』に話を聞いた。

ゆたぼん選手と戦うのはボクシング歴2年弱、身長158cm、体重40kgの中学2年生の男の子です。まだ成績はついていないですが、今月にはデビュー戦を控えていますよ。

 主催者と僕に付き合いがあった関係で、“ゆたぼん選手と同じ階級の40kg前後の男の子はいないか?”と問い合わせがあり、うちのジムにちょうど彼と同じ学年、同じ階級の男の子がいたので推薦しました」(ジムの会長)

 昨年6月上旬から、元WBA世界ジュニアウェルター級王者・平仲明信が主宰する『平仲ボクシングスクールジム』に通い始めたことを明かしているゆたぼん。動画などを見る限り、彼の身長は推定150cmほどのため、確かにボクシング歴も体格もゆたぼんを上回っている。

「腕のリーチが長ければ相手のパンチが届かない距離から攻撃できるので、同じ階級であれば、身長の高い選手のほうが有利になります。また身長の低い選手に対して、パンチを打ち下ろす形になるため威力も増します。

  今回の対戦相手はすべての面においてゆたぼんより“格上”といって問題ないでしょう」(ボクシング経験のあるスポーツライター)

 日本一周企画では多くの批判を呼んだが、格上の対戦相手に奮闘する姿を通じて、子どもたちに元気と勇気を与えてくれることを期待したい。

 
ゆたぼん一家で撮ったお正月の1枚。長女の姿はなく(中村幸也公式インスタグラムより)

 

タイトルで自身の“アンチ”に謝意を示すも、内容はアンチを攻撃するものだった(本人のYouTubeチャンネルより)

 

食い倒れツアーと揶揄されるほど、各地の名産を堪能したゆたぼん

 

RepezenFoxxの企画に出演した際に偽物の大金を貰って喜ぶゆたぼん(YouTubeより)