映画『朝が来る』完成報告会見での浅田美代子(2020年10月)

 アラカン、アラ古希を迎えても、見た目はもちろん気持ちも若い芸能人。その生活を垣間見ると、多忙な中でも、周りに振り回されることなく貫く「自分時間」の確保が幸せにつながっているもよう。そこには「おひとりさま」だからこその心の余裕も。幾つになってもパワーあふれる浅田美代子さん(67)に、その秘訣を聞くと、愛犬との時間が大事なようだ。彼女の健康習慣とは?

 インスタグラムにてお仕事情報や日々の様子を発信している浅田美代子さん(67)。投稿の一覧表示で目につくのが犬の写真だ。実は浅田さん、女優業と並行して行っているのが動物愛護の活動。自宅では現在、3匹の保護犬と一緒に暮らしている。

愛犬と共に歩く散歩が一番の健康法

 犬の散歩に出かけたり、ドッグランで遊ばせたり、体調の悪い子を動物病院に連れていったり。特に、最近、多頭飼育崩壊の現場から引き取られたという小型犬は、痩せて背中の毛がはげており、人慣れもしないために、手がかかっているもよう。インスタグラムの投稿からは、そんな愛犬たちを大切に、愛情を込めてお世話をする様子が伝わってくる。

 自身も「保護犬3匹との朝夕の犬の散歩が私の日課。散歩は1回30分から、時間があれば1時間ぐらいぶらぶらしています。年をとると足から弱るっていうじゃないですか。運動習慣のない私にとって、犬の散歩は一番の健康法です」と語っている。

 犬のお世話は、散歩ひとつとっても時間と労力がかかるもの。エサやりや抱っこなどではしゃがむ→立ち上がるという動作が伴う。散歩=有酸素運動、しゃがむ→立ち上がる動作は筋トレでもあり、愛犬のお世話をすることで自然と身体を動かし、健康につながっているのは間違いない。

 また、女優の仕事で撮影所やロケ先などへ出かけるほか、動物愛護活動で全国各地を訪れている浅田さん。体力と気力があるからこそ、フットワーク軽くいろいろな活動に携わることができ、さらに体力と気力が充実するという好循環となっているのかもしれない。

 健康を維持するためには、心を整えることも大切だ。春先の投稿では、テッセンやクレマチス、マーガレットなどたくさんの花の鉢植えが並ぶベランダの様子が見られる。室内には、毎年咲いているという胡蝶蘭が。植物を大切に育て、そこが癒しの空間となっているようだ。

 かと思うとレディー・ガガや、YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIから成るロックバンド、THE LAST ROCKSTARSのライブに参戦したりと、若々しいアクティブな一面も。

 さらに、韓国旅行に出かけて参鶏湯やマッコリを楽しんだり、林真理子さん、中園ミホさんと横浜中華街のお店「聘珍樓」が閉店する前に食べに行ったり、女優の渡辺真起子さんとしゃぶしゃぶを囲んだりと食欲も旺盛。

 また、ご自身の誕生日を明石家さんまさんや清水ミチコさん、MISIAさん、小泉純一郎元首相らに祝ってもらい、楽しそうに年を重ねていることがうかがえる。

 外で活発に活動して、思いっきり楽しむ時間を持ちつつ、家では心穏やかに犬や植物と向き合う。そのバランスの取り方は私たちもお手本にしたいものだ。

浅田美代子(あさだ・みよこ)●1956年2月15日生まれ。ドラマ『時間ですよ』の新人オーディションで合格し芸能界デビュー。その劇中歌『赤い風船』で歌手デビューも果たし、女優・歌手として活躍。大の愛犬家としても知られる。