今、日本でもっとも注目を集めている「兄弟」といえば、今期のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』だろう。野心に燃える兄・秀吉に仕え、そばで支える弟・秀長の姿に、毎週胸を熱くしている週刊女性読者も多いはず。
そして、生き馬の目を抜く芸能界や実力主義のスポーツ界でも、強い存在感を放つ“兄弟”たちが活躍している。そこで今回本誌では、好きな有名人兄弟・苦手な有名人兄弟に関するアンケートを実施。その結果をランキング形式で発表する。あなたの好きな兄弟は何位?
親しみやすさと絆を感じるあのコンビが
好きな有名人兄弟第5位にランクインしたのは、俳優の菅田将暉とミュージシャンのこっちのけんとの2人。
「別分野で成功しているところに好感が持てる」(東京都・54歳・男性)、「自分も彼らのように“違いすぎる姉妹”なので親近感がある」(北海道・52歳・女性)など、両者が“違う才能”を開花させた点が高く評価された。
芸能リポーターの山﨑寛代さんは2人の関係性を次のように分析する。
「菅田さんは、兄弟について表立った発言はしていませんが、けんとさんの言葉の端々からお互いを大切に思っていることがうかがえます。また、けんとさんは、素直で優しい人柄が魅力。うつ病を患った過去や、兄への思いなど、嘘のない言葉で語っているところも好感が持てますよね」(山﨑さん、以下同)
そんな2人には、朝ドラ出演俳優の三男・菅生新樹もいる。それぞれが芸で身を立てる実力派兄弟なのだ。
4位はお笑いコンビ「ミキ」の昴生と亜生
4位はお笑いコンビ「ミキ」の昴生と亜生だ。主にしゃべくり漫才で、弟・亜生が繰り出すボケに、兄・昴生が甲高い声でツッコむスタイルが特徴。
「ほんわかした雰囲気でいい漫才をしている」(大阪府・70歳・女性)や「弟が漫才中に『お兄ちゃん』って呼ぶところが可愛い」(兵庫県・55歳・女性)など、兄弟ならではの朗らかな空気が票につながった。
3位は柄本佑、弟・時生
続く3位は、個性派俳優の柄本佑と、その弟・時生の兄弟。
「以前、時生くんが出演した番組で話していた、家族のエピソードが印象に残っています。番組内で名優であり父の柄本明さんについて『父は怖い存在であり、兄は共に戦う同志』と語っていたんです。父への畏敬の念が兄弟の絆を深めたようです」
アンケートでも「プライベートでも仲が良さそうなので好きな兄弟」(神奈川県・54歳・女性)という声に加え「父の柄本明さんのように、息子2人が作品ごとに独特な存在感を放っている」(岡山県・53歳・男性)など、親子二代にわたる活躍を評価する声が多く寄せられた。
傑物の父を持つ俳優・小泉孝太郎と政治家・小泉進次郎
柄本兄弟と同じく、傑物の父を持つ俳優・小泉孝太郎と政治家・小泉進次郎が2位にランクイン。
「偉大な父親がいながら謙虚で、2人仲良く野球をしている姿が良かった」(千葉県・54歳・男性)、「初めのころは親の七光というイメージだったが、最近はそれぞれに個性が出てきた」(北海道・68歳・男性)など、小泉兄弟の関係性を好意的に捉える声も多く寄せられた。
山﨑さんは、昨今の進次郎の振る舞いからこの結果にはやや意外だったとしながらも、兄・孝太郎の存在が順位に影響したのでは、と話す。
「2025年、進次郎さんが自民党総裁選に出馬して敗れた直後、孝太郎さんが出演番組でその件について話題を振られた場面がありました。その際『応援しています』でも『残念』でもなく『心の底からホッとしています』と話していたそうです。仲の良い兄弟でなければ出てこないひと言ですよね。弟思いの兄という、彼の人柄が票を獲得したようです」
もしかして、兄のほうがコメント上手?
第1位はお笑いコンビ「中川家」
そして栄えある第1位は、お笑いコンビ「中川家」の中川剛、礼二兄弟。兄の剛が、勝手に弟の名前をNSCの願書に書いて自分のものと一緒に提出したことがきっかけとなり、お笑いの道へ。
「キャラクターが違うのに、呼吸が合っているのがすごい」(神奈川県・44歳・女性)や「2人の会話からも仲の良さが感じられるし、何歳になっても楽しい会話をしている」(岡山県・48歳・女性)など、変わらない中川家の関係性に支持が集まった。
「デビュー5年目に、兄の剛さんは“パニック障害”を発症。現在は寛解していますが、発症当時は礼二さんが一緒に電車に乗り、一駅ごとに降りて呼吸を整えたり、剛さんが舞台に立てなくなったりと苦労されたそうです。そんな兄を支えた礼二さんのエピソードも多く、一蓮托生のイメージがありますよね」
兄弟で同じ道を歩む“絆”が、1位に選ばれたゆえんかもしれない。
「今回の結果から、日本人が抱く『兄弟の絆』へ思い入れの強さが明らかになりました。中川家のように支え合う兄弟に癒され、反対に若貴兄弟のように仲たがいをしてしまった悲惨な末路は見たくない。とても象徴的で、興味深いランキングでしたね」
家族のことは家族にしかわからない。それでも私たちは、テレビの向こうに映る兄弟たちに希望を抱かずにはいられないのだ。
