写真左から反町隆史、蒼井優、内田有紀

 放送されるたびに、SNSが視聴者の感想や考察で沸く作品が複数見られた前クールの連続ドラマ。最終回を終えて女性視聴者の心に残った「がっかりした」のはどの作品?

 5位は『ブラックトリック〜裁きを操る弁護人〜』(フジテレビ系)。「嘘で正義を勝たせる」を掲げ、敵の弱点を握るために毎回、弁護士・浦真鷲(GACKT)たちが大がかりな嘘とトリックを仕掛けていくフジの月9。

4位は伝説ドラマのリメイク作品

 同局の『コンフィデンスマンJP』('18年)を彷彿とさせる“騙しの大仕掛け”で、ハラハラドキドキさせる展開だったがアンケートでは、

「演技力がある志田未来の使い方がもったいない」(青森県・44歳)との辛口コメントが。ドラマウオッチャーの神無月ららさんは、

「個人的には主人公・浦真鷲のたたずまいが、あまりにも“GACKTすぎた”のが気になり、正直ドラマに没入できませんでした」

 別の俳優が浦真鷲を演じていたら結果は違った?

 4位は『GTO』(フジテレビ系)。人気原作漫画を1998年にドラマ化、最終回で視聴率35.7%を叩き出し大ヒットしたフジ伝説のドラマ。令和版のGTOで再び人気を獲得するかと期待されたが、

「生徒役で応援したくなる人がいない」(東京都・30歳)、「過去の登場人物に頼るしかない感じ。新作オリジナルの魅力が感じられなかった」(神奈川県・55歳)など厳しい意見が相次いだ。神無月さんは、

「生徒たちの不安や痛みにとことん寄り添う鬼塚(反町隆史)は、やっぱり魅力的なキャラだと思いますが、生徒と龍之介(工藤阿須加)の恋愛話は、令和だとただのロリコン話にしか見えないんですよ。やはり『全体的に過去のもの』というイメージが拭いきれなかったのかも」

 鬼塚という破天荒なキャラは、やはり平成で輝く徒花なのかもしれない。

 3位は『ラストノート』(フジテレビ系)。大人の恋愛をテーマに描く枠として定評のあるフジ木10ドラマ。

 澄晴(寺西拓人)と出会ったことで、失った香りと人生を取り戻す葵(内田有紀)の2人の物語は、恋愛ドラマファンの注目を集めたが「坂井真紀や佐々木蔵之介が突然いい人になって謎」(栃木県・40歳)、「恋愛面も何もかも中途半端に終わった」(宮崎県・50歳)と辛口の意見が。

「今作がハネなかった理由として、主演2人のアンバランスさも正直気になりました。澄晴と葵のパワーが画としてイマイチ釣り合っていないというか」(神無月さん)

 でも、夢を見させてくれるドラマはこれからも作り続けてほしい!

 2位は『VIVANT』(TBS系)。放送開始時の週刊女性「がっかり夏ドラマランキング」では1位。

 今回、ワーストは免れたものの「エンジンがかかるまで長かった。序盤の新庄を引っ張ったのとかなんだったの?」(香川県・37歳)、「よくわからないドラマになった」(奈良県・52歳)など注目作ゆえにさまざまな声が寄せられた。

期待できそう2位からガッカリ1位に転落した作品は

 神無月さんは、

「人間関係とストーリーは確かに複雑ですが、毎回、冒頭のおさらいナレーションや前後の番組で内容をフォローしたり、視聴者を取りこぼさない工夫もすごく頑張ってるなと思う」

がっかり夏ドラマランキング

 『VIVANT』は祭り─そう思うのが後半戦も楽しく完走するコツかもしれない。

 1位は『Tシャツが乾くまで』(TBS系)。「期待できそうな夏ドラマランキング」では『VIVANT』に次ぐ2位につけ、同時期にアニメ映画が大ヒットした人気漫画をもじった『Tかわ』という呼び名までつけられて、ある意味“社会現象”と化していた今作。

 そんな作品の意外な結果について、「充(松山ケンイチ)が帰ってきたころからドラマとして破綻していた。役者がかわいそう」(東京都・28歳)、「途中で脱落して最終回だけ見たら松ケンや蒼井優もやぶれかぶれで演じているように見えた。変な人たちの変なドラマだった」(大阪府・35歳)などの酷評も。

「初回のバス転落事故から2組の夫婦のかたわれ同士の不倫疑惑、残された咲子(蒼井優)と樹生(中島歩)の2人が結ばれるのか?という引きのうまさとハラハラ感にすっかり夢中にさせられましたが、8話からガラリと変わった作風に。社会からはみ出した人たちが幸せになるというテーマはありですが、次は人が亡くならない、子どもが犠牲にならない生方(美久)脚本で見てみたいですね」(神無月さん)

 がっかりしつつも最後まで視聴者を惹きつけたのなら、制作者冥利に尽きるのかもしれない。

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