8月下旬、恋愛小説vol.2『恋する風俗男』を公開した人力舎の若手お笑い芸人・S×Lの酒井啓太に、今回もユーザーからの反響を報告をすることに。前回の小説は3000PVという低スコアをたたき出したが、はたして今回はPV数を伸ばすことはできたのだろうか。今回も指定したお店で待っていると、マスク姿の”酒井先生”がひょっこりと現れた。

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酒井:あ、今日、写真NGで。髭を脱毛したばかりで、ちょっと肌が汚いんですよね~。

編集:(相変わらずの感じだな……)酒井クン、PVは前回の記事が3000でした。今回の数字、もう発表しちゃうけど、手ごたえはある?

酒井:10倍で3万くらいじゃないですか?

編集:7000です。

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酒井:(嬉しそうに)ほぉ〜。

編集:いやいや、PV7000って喜べないから!

酒井:でも、前回の2倍ありますよ!

編集:まあ、減るよりは良いけどね。

酒井:編集さん、待ってください。ツイッタ―での感想も増えましたから! 1個すごいのありますよ。

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 見せてきたスマートフォンの画面にはツイートの表示が。

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S×Lしょうへい 《啓太の恋愛小説、恋のカケラ2話! 今回も素敵だった! タカヒロさんは優しいです》

編集:それ、相方のコメントじゃん。

酒井:あいつ、ライブとかでもオレより小説の宣伝するんですよ。

編集:いいやつだな!

酒井:全体のコメントは前回3つあって今回6。これも倍だ。倍々ゲームだ! 自分が怖いです。続ければ続けるだけ伸びるわけですからね。だからPVもまずは7000から始まって、14000、28000、

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56000、112000、

224000、448000、896000……

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はい! ベストセラー。でもなぁ、小説家になれっていわれるのはちょっと勘弁だなぁ

編集:打ち合わせすすめていいですか?

酒井:あ、はい。

編集:数字をこんなに並べても、きりがない。目標の数字を決めない?

酒井:このサイトで一位はとりたいからな~。150万くらいっすか?

編集:たぶん、それ無理。この調子だと10万いけば万々歳だよ。

酒井:じゃあ、10万目標にしましょう……でもなぁ。オレちょっと今、スランプなんすよ

編集:ハァ?

酒井:筆が進まない、もっと言えば登場人物たちが動き出さないんだよね。

編集:いっちょまえに何言ってんだよ! で、今回の原稿はどうなってんの?

酒井:進んでないんだよな~。でも、M-1の予選とかもあるんで、ホテルに缶ヅメみたいなのは勘弁してほしいんですよね。

編集:大丈夫だよ、酒井くんにそんな予算でないから。

酒井:ああ……。

編集:とりあえず、できたら送ってください!

 果たして、スランプに陥った”酒井先生”は原稿をちゃんと送ってくるのだろうか。次回の公開予定日は9月11日(金)です!

■小説vol.2のあとがき

――恋愛小説vol.2『恋する風俗男』、前回の小説よりも閲覧者数が倍増しましたが、今回の短編では花言葉が印象的でした。

「執筆していた当時、後輩の芸人さんと花言葉をお互い言い合うことにはまっていて、花言葉を活かした話を書いてみたいと思いました」

――美しい恋愛だけど、風俗店が舞台というのは珍しい!

「う~ん、風俗=エロっていうイメージってあるじゃないですか。でも、過去に読んだ漫画のなかで、風俗店に行ってもお気に入りの女の子を指名だけしておいて、何もしない男の話があったんです。好きになる気持ちって、相手の職業とか年齢とかは関係なくて、とてもエネルギーを使うものだなぁと印象に残りました。僕の場合は、相手の気持ちがわかりきるまで距離をとってしまう。だからこそ、タカヒロみたいにひとりの女性に何も考えず、突っ走ることができる姿に憧れる部分がありました」

――なるほど。Vol.2で登場したタカヒロとクミも、実在の人物から名前を借りているようですが?

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『ドリーマーズ』の二人。左・戸矢秀一(とやひでかず)、右・坂本崇裕(さかもとたかひろ)

「タカヒロという人物の名前を借りたのは人力舎の若手お笑い芸人・ドリーマーズの坂本崇裕です。普段はぶっとんだ感じの漫才や、見たことがないような漫才をやっている人です。彼とは、プライベートでも仲がよくて恋愛話もするのですが、恋愛観もぶっとんでいて、話がぜんぜん合わない(笑い)。女の子から冷たくされていたほうが好きな気持ちが強くなったりするそうです。はたまた、デートに誘って、その子にOKされると"くるんかい"って思うらしくて、それに冷めて断ったりする。わけのわからない、ぶっとんだ精神の持ち主だから、そういう部分で今回の登場人物のタカヒロにちょっと合うかなと思いました。クミは倖田來未さんから名前を借りました。この小説の原案を考えているときに、たままたお店で曲が流れていて決めたんですよ(笑い)」