マライア・キャリー。2015年5月撮影(UPI=共同)

 驚異のハイトーンボイスとグラマラスな肢体で、ショービズ界はもとより世界のセレブからモテモテだったという歌手のマライア・キャリー(47)。クリスマスも近いこの時期は各所で彼女の『恋人たちのクリスマス』が流れ、その名前を思い出す読者も多いことであろう。

 が、マライアといえば多くのヒット曲と並んで有名な「ダイエット・リバウンドの繰り返し」。 

 妊娠・出産や離婚騒動などとともに体重も大揺れしていた彼女だが、なんと今年7月には体重263ポンド(約119キロ・身長は173センチ)だと報じられ、ビッグサイズのタレントがわんさといるアメリカでも大きく話題に。

 ここまでの体重増加で身体もついに悲鳴を上げたようで、今夏のコンサートでは1曲歌うごとにステージ裏で休憩、体力が続かず口パクで歌唱、ヒールでは数センチしか歩けないと報じられるなど、切実な問題も発生。

 ところが11月初旬のイベントでは激やせした姿で颯爽(さっそう)とメディアの前に登場した。どうやらその少し前に胃を小さくする減量手術を受け、食事の量がかなり減ってヤセたとのこと。

 彼女は近年、自分の洋服のサイズを見るのも嫌で、即サイズタグを外していたというほどだったというが、手術で減量したことで「いまの私はいい感じ。これが新しい私の始まりだわ!」と喜んでいるようだ。

 一方、日本の芸能界でもダイエット挑戦者が後を絶たない。中でも今年の成功者は、ぽっちゃり体形がトレードマークの芸人・松村邦洋(50)が約8か月で110キロから80キロ30キロのダイエットに成功。また、同じくぽっちゃりを売りにしていた女芸人のやしろ優(30)は約9か月で86キロから65キロ21キロ減量とどちらも大幅な体重減を果たした。

 このダイエット問題について、自身も、究極の脂肪吸引手術「ミケランジェロ」で作られたシックスパックの肉体を誇る美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長に話を聞いた。

――もはや「ダイエット芸」とまで言われるほど体重の増減が激しかったマライア・キャリーですが、減量手術で激ヤセした彼女は足元もおぼつかない様子で、肝心の体調は大丈夫かなと思われます。

高須「コレは今まであまりに太って運動ができなかったことと、今回の手術で全身麻酔をしたこと、寝たきりの入院生活で筋力が相当衰えたからだろうね」

――マライアのような声量のある歌手は、人並み以上の体力が必要な気がしますが。

高須胃を小さくする手術は、ちょっとヤセたいくらいじゃ行えないので、きっとそこまでしなければならないほど、健康面の不安があったのかもしれない。命にかかわわるほどの体重増加が認められた場合、この手術をするので。ただ、胃という大事な器官を小さくするということは、自ら栄養を吸収するのを妨げる施術ということ。つまり軽い栄養失調を起こすんだね。となると声がしっかり出るのはちょっと先じゃないかな」

――なるほど。身体に負担がありそうな手術ですね。

高須「たぶん、受けたのは胃バイパス手術だと思うけど、これは食事制限と消化吸収を抑える手術で、他にもマラドーナやKONISHIKIも体重増加による健康障害でこの手術を受けているよ。きっとマライアも糖尿病などの肥満合併症が認められたから、やむを得ず医師も勧めたのだと思います」