'06年に主演した『武士の一分』で、木村さんが第30回の優秀男優賞にノミネートされるも、当時の“方針”により辞退。

 仮に参加していれば最優秀賞に輝いていたことでしょう。それだけに後輩らの功績は余計にまぶしく、悔しく見えるかもしれません」(同・映画雑誌編集者)

 また“辞退”から2年後の“先輩”の躍進が、彼に『アカデミー賞』をさらに意識させたとも言われている。

 '08年に公開されると第32回で最優秀作品賞に輝き、主演の本木雅弘が最優秀主演男優賞を受賞した『おくりびと』。この作品は米国の『第81回アカデミー賞』でも外国語映画賞を受賞し、本木は華々しい世界デビューを飾ったのだ。

 ご存じ、ジャニーズグループ『シブがき隊』の元メンバーだった、“モックン”こと本木雅弘。いわゆる“辞めジャニ”の彼だが、木村とはプライベートで旧知の仲だ。

「元旦にキムタク一家とモックン一家が、某アパレルメーカーの社長宅を訪問する姿がキャッチされていましたが、ここ数年に始まったことではありません。

 大豪邸を建てる前は、工藤静香さんの実家にお世話になっていたキムタク。そして義母・樹木希林さん宅に隣接して自宅を構えたモックン。互いに妻の家族と“同居”する環境で生活する2人は、“マスオさん同盟”を組んでは交流を深めてきました。もう10年以上の仲なのです」(ワイドショー関係者)

 互いに近況報告する一方で、ときに役者談義にも花を咲かせてきたことだろう。いつしか本木が身近な目標となり、木村も役者として“世界”を夢見るようになったという。

「SMAPという肩書きを失った彼にとって、役者こそが残された道。ジャニーズを辞めてなお大成功したモックンはまさに“生きた教本”です。

 残留を決めたジャニーズには近藤真彦という先輩が身近にいますが、お世辞にも名優とは言い難く、キムタクが目指す“路線”とは違いますからね。

 将来の幹部候補とも言われていますが、“はだかの王様”にならないためにも『アカデミー賞』という“箔”は絶対につけたいのが本音でしょう」(同・ワイドショー関係者)

 今年で46歳と、俳優として脂の乗り切った時期。ジャニーズの“レジェンド”木村は、さらなる飛躍を遂げられるだろうか。