「私、渋谷すばるからお伝えさせていただきたいことがございます。ジャニーズ事務所をやめさせていただく決断をしました」

 4月15日に関ジャニ∞が都内で会見を行い、人気メンバーの渋谷すばるがグループ脱退と年内をもって事務所を退社することを発表した。同席した横山裕は大粒の涙を流していたが、メンバーだけでなく、ファンにも衝撃が走った。

「ここ2、3年はコンサートに臨む彼の姿に変化があったんです。今までは“歌に集中したいから”ってファンサービスがなかったんですが、最近ではこれでもかってくらいに頑張っていて。今思えば無理してたのかなって……」(関ジャニ∞のファン)

 4月13日に『FRIDAY』が渋谷のグループ脱退を報じていたが、1年半ほど前から不協和音は生じていたようで、

「ジュリー藤島副社長が、初めて1から育成したのが関ジャニ∞。彼女が定期的に食事会を開き、激励していたといいます。しかし、ここ1~2年は渋谷さんの姿がなかったそう。このころから“アーティスト活動に重きを置きたい”と渋谷さんが言い出したのです」(レコード会社関係者)

 渋谷はグループのリードボーカル。Jr.時代からジャニーズ内でも随一の歌唱力を誇り、関ジャニ∞の活動と並行して、バンド活動を行っていた時期もあった。

ジャニーズでも熱心にアーティスト活動を重ねているKinki Kidsの堂本剛さんを尊敬していて、ギターを始めたてのころに、“教えてください”と懇願したこともあったそうです」(スポーツ紙記者)

 '15年にソロシングル、'16年にはカバーアルバムを発売。'15年、'16年にはそれぞれ、ソロのコンサートツアーを行っている。

グループでのコンサートでは、喉を休めたいという思いからMCにはあまり参加しないなど、徹底してパフォーマンスにこだわっていました。

 事務所はソロコンサートを行うことで思いを消化させる意図があったようですが、逆にアーティストとしての意識を深め“関ジャニ∞でも表現できる方法はないか”と考えるきっかけになってしまいました」(同・スポーツ紙記者)