スペシャルQ&A【牧田哲也編】

──週刊女性の読者に相手を紹介してください!

牧田 ひとことで言えば兄貴肌ですね。先輩といるよりは後輩を引き連れているイメージ。年下を面倒みるタイプです。柳下自身も3人兄弟で、下に弟がふたりいるんですけど、専門学校の学費を出してあげたり、すごく弟思いですし。男っぽいやつです。俳優としての魅力は熱量じゃないかな。’08年のD-BOYSステージ『ラストゲーム』では、すごく感情的な芝居が、もう断トツで上手かったし、’14年に舞台『熱海殺人事件』で共演したときも圧倒されました。

牧田哲也 撮影/廣瀬靖士
牧田哲也 撮影/廣瀬靖士
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──相手には言ってないけど、感謝していることは?

牧田 ’16年にDステの舞台『お気に召すまま』で久しぶりに共演したんですけど。僕が芝居でけっこう悩んでしまって。悩み出すと稽古場でも家でも、そのことしか考えられなくなるんで、切り替えができないんですよ。悩みを相談したわけじゃないんですけど、なんか大が気を使ってくれて、気分転換に誘ってくれたんです。ちょうど『ポケモンGO』が流行ってた頃で、それに大がハマってて。

 たしか稽古中に「お台場のほうですげぇレアなキャラが見つかるらしいから、ちょっと採りに行こうよ」って。大が運転して車で行って、途中に築地で海鮮丼食べて、お台場で3時間くらいポケモン探して帰ってきたんですけど。あんまり語らずにそういう気遣いをしてくれるヤツなんで、それは感謝してますね。

──相手に直してほしいところは?

牧田 けっこう機嫌の良し悪しで物事言ったりするんで、それはやめてほしいかな。俺って、言われやすいタイプなんで(笑)。柳下はわりと気分のアップダウンがありますね。あまり周りを気にしないぶん、露骨に出ちゃうんだと思う。仕事場ではもちろん出さないですけど、プライベートだと、今日みたいに機嫌がいいと「うぃ~す!」ってハイテンションで来るときもあるし、「おはよう」もなしで「おー」って感じで来る朝もありますし。もうちょっと気配ろうよっていうのはありますね(笑)。あとは、きついイジりはやめてほしい。たまに圧がすごいイジりをしてくるんで(笑)。

──自分のトリセツ、相手のトリセツを教えて?

牧田 僕は、褒められるとすぐに機嫌よくなる(笑)。普段、褒められることがないんで、褒められると嬉しくなりますね。今の「黒子のバスケ」の現場は年下ばっかりだから、兄貴肌なタイプではないですけど、年齢的にも役柄的にも引っ張っていかなきゃいけないので、たまに怒ったり、場を引き締めることを言ったりするんですけど。その後に年下の子が「マッキーさん、マッキーさん」って来てくれるのが、めっちゃかわいいんですよね。なんか褒めてくれたりすると、どうやって返していいかわからないけど、気分はすごく上がるんですよ。僕のことは、とりあえず褒めてくれれば大丈夫です(笑)。

 柳下は、魚がすごく好きですね。だからウマい日本料理屋とかに連れて行ったら、たぶん機嫌がいい気がする。自分で料理もするし食べ物への関心が高いから、美味で評判のご飯屋さんなら、どんな店でも喜ぶと思います。