正しい調査データは見つかりませんが、少なくとも私が普段、関わる30代後半から50代の日本人女性の7割はセックスレスという状況です。

 特に結婚をして長い関係の夫婦や、子育て中の夫婦のほとんどがそうです。かく言う私も他人事ではありません(苦笑)。

 もちろんそうではなく、いつまでもお盛んなご夫婦も知人におりますが、やはりそういったカップルは珍しく、内輪から「神」と呼ばれているほどです。

 私の場合は結婚して14年たちますが、結婚して間もなく、すぐにセックスレスになってしまったので、“結婚がゴール”だったのかもしれません。   

 若いころは悩んだりもして、お互いに話し合ったりもしましたが、かといってセックスレス以外のほかに関しては何も問題はありませんでした。そのため、差し迫って環境を変えるほうが面倒に感じてしまい、離婚までは踏み込めなかったのです。

 夫は私に不満があるかもしれませんが、私自身は、優しくおとなしい夫に不満はありません。掃除もしてくれるし、「きれい好きな親友」と同棲していると思えばなんら悩むこともなくなります。

2つの“欲求”

 ただ、やはりセックスにおいては話が別なのも本音です。こればかりは自分ひとりでどうにかなる問題ではありませんから。

「夫とは無理だけど、相手が代われば性欲がないわけではない」

 私と同じような状況下の女性がよく口にする言葉です。

 しかし、例えば、手身近な知人の男性と性行為をすれば、法律的に“不貞行為”となります。さらには、「悪いことをしている」という罪悪感を抱えるようになり、結果ストレスにもなります。

 欲求がある限り、人間はそれを解消できないとストレスがたまるものです。

 人間の三大欲求は一般的に、「食欲」「睡眠欲」「性欲」と言われます。性欲は“生命の根源”と言っていいほど大切な欲求のひとつです。性欲とひと言でいっても、それには大きく二種類あります。

 まずひとつは、「肉体的快楽欲求」です。「セックスをしたい。肉体を開放したい」と願うタイプで、体温やぬくもりを“肌の触感”でキャッチし、愛情を満たすタイプです。

 もうひとつは、「精神的快楽欲求」です。「セックスはしなくてもいいから添い寝をしてほしい。ドキドキするような壁ドンとか、優しいセリフを言いながら頭をなでてくれたり、トキメかせてほしい」というメンタリティーを満たしたいタイプです。

 こうした世の中の迷える女性たちへ“ひと肌脱いで”献身的に尽くしてくれるのが、冒頭でも紹介した女性向け性的サービスなのです。それでは、各コンテンツをざっくりみてみましょう。