同じようなことは、渡部の“主戦場”とも言われる“食べ歩き”でも起きていた。週刊女性は4月に渡部が“1度も行ったことのない店を名店と紹介”という記事を掲載したが、それどころではなく“食べたことすらない店”を、後輩を使って紹介していたという。

「店の予約だけ渡部さんがして、後輩芸人を行かせて食事をさせるんです。あらかじめ看板メニューなど食べる料理を指定しておいて、料理の感想を後輩から聞いて、それをテレビや雑誌で“おいしい!”“絶品!”と、あたかも自分が食べたかのように語っちゃうんです」(A氏)

有田は渡部を“共演NG”にした

 恐ろしいまでの人使いだが“使えない”と判断すると、すぐに“ポイ捨て”。どんなに親しかった芸人仲間でも都合が悪ければ容赦ない。

「TKOの木下さんもそうです。ふたりは以前、かなり仲がよくて、ほんの数年前までは毎週のようにふたりで六本木のクラブに繰り出していました。類は友を呼ぶというか(苦笑)、とにかく大親友だったんです。でも、渡部さんがグルメ王としてブレイクしだしたあたりから、木下さんと連絡をとらなくなった。突然“切られた”木下さんも理由がわからず“アイツなんなん? 人が変わりすぎやろ!”ってグチっていましたよ。当時から木下さんの芸人界隈での評判は決してよくなかったので、渡部さんは“ツルんでいるとヤバい”と判断したんでしょう」(バラエティー番組制作スタッフ)

 今年3月には、かつての親友だった木下が事務所を追われることになったのだが……。

「あれだけテレビやラジオに出ているんだから、木下さんに助け船のひとつやふたつ出せる機会はいくらでもあったのに、完全に“われ、関せず”を貫きましたからね」(同・制作スタッフ)

 恩や絆を大切にしないことで、先輩芸人とのトラブルに発展したことも。

「一時期、アンジャッシュは『くりぃむしちゅー』の有田哲平さんから“共演NG”を食らっていたんです」

 というのは、お笑い系の芸能事務所関係者。

「20年ほど前、渡部さんは同じ事務所である『アンタッチャブル』の山崎弘也さんと、世田谷区の千歳烏山にあった有田さんのマンションに居候して、3人で共同生活をしていたんです。有田さんはすでにブレイクしていたので、家賃や生活費はほとんど有田さんが面倒見ていたそうです」

 それが突然、渡部が2人と距離を置くようになった。