「番組は生放送で、終了後にスタッフは軽い雑談をするのですが、渡部さんは終わった瞬間にダッシュでいなくなるんです。それほど忙しいのか、それとも早く帰って家族に会いたいのかと思っていましたが、違ったんですね。多目的トイレに寄りたいから、あんなにスタジオを早く出て行ったんだとみんなあきれていますよ」(ラジオ局関係者)

 そんな乱倫ぶりを発揮していた渡部には、女性を口説くときの“鉄則の3か条”があったとも。

“絶対に自分から好きと言わない”“絶対に自分から付き合おうと言わない”“メールは使わない”の3つ。メールしないのは証拠を残さないためで、“用件は極力、電話でしか話さないんです”って。あと“これは”と思う女性と会うときは、基本的に1人だとも言っていました。よく連れて遊ぶ後輩芸人も“そういうときは絶対に連れて行かない”と。でも、それだけ用心深くても、やりすぎだったんでしょうね」(A氏)

重要なのは「使えるか、使えないか」

 この鉄則を守り、佐々木にもひた隠しにしていたのだろうが、女性関係以外でも評判は最悪だった。

「同じ事務所だろうが、ほかの事務所だろうが、先輩だろうが後輩だろうが、他人と仲よくするかどうかの基準は、彼にとって“使えるか、使えないか”なんです」

 そう語るのは、お笑い番組やお笑いライブを手がける構成作家のB氏だ。

「同じ事務所のある若手芸人は“使えないやつ”と判断されたんでしょうね。渡部さんから5年以上も“空気扱い”されているとこぼしていましたから」(B氏)

“使えるやつ”と判断されることが、いいとも限らない。『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で渡部が披露していたのが“告知芸”。番宣で来たゲストよりも、渡部がその作品についての説明と魅力を詳細に語り尽くすというもので、それを特技に昇華して、『ホメ渡部!「ほめる奥義」「聞く技術」』という書籍を出版したことも。ただ、渡部がそうしたことで“宣伝王”ともてはやされる裏で、後輩たちがいいように使われていた。

「告知芸がウケていましたが、多忙な渡部さんは映画や本をチェックする時間がほとんどない。そこで彼は、アマゾンなどを使って後輩の自宅にDVDや本を送りつけるそうなんです。それを後輩が要約してポイントを渡部さんに伝えて、渡部さんが番組でさも見たり読んでいたかのように語る。当たり前のように“それチェックしておいて~”と連絡が来るんだそうです」(B氏)