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ー “組織票”が疑われていた
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ー 投票方法の変化は“逆にありがたい”

 King&Prince(以下、キンプリ)の永瀬廉がパーソナリティーを務めるラジオ番組『レコメン!』(文化放送)内「King&Prince 永瀬廉のRadio GARDEN」で、11月10日、本人による“音声コメント”が放送された。

 キンプリは今月4日、メンバーの岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太が2023年5月に脱退し、同年秋までに3人ともジャニーズ事務所を退所すると発表。永瀬は高橋海人とともに事務所に残り、2人でキンプリを継続するという。

「10日のラジオは、事前に録音された音声を流す形ではありましたが、永瀬くんの心境を聞くことができました。彼はファンやリスナーに向けて『驚かせてしまうような発表をしてしまい、申し訳ありません』と謝罪したほか、岸くんや平野くん、神宮寺くんの決断に理解を示しつつ『いろいろツラい』と漏らす場面も。たびたび言葉を詰まらせ、声を震わせながらのコメントとなり、ネット上のファンも同じように『ツラい』と号泣していたようです」(スポーツ紙記者)

“組織票”が疑われていた

 このところ、メディアでは連日“キンプリ騒動”が取り沙汰されているが、今月1日には事務所副社長とジャニーズアイランド社長を兼任してきた滝沢秀明氏の退社も発表されたばかりで、ジャニーズをめぐる怒涛の展開が続いている。

「マスコミは各騒動の経緯を追いながら“裏側”を探り、ネット上でも『ジャニーズで今、何が起きてるの?』といった困惑が広がっています。そんな中、また別の方向で、ジャニーズにも関係する“新たな変化”が波紋を呼んでいます」(前出・記者)

 それは今月11日、日本ジーンズ協議会主催の「第39回ベストジーニスト2022」で発表された受賞者について。今回は「一般選出部門」で俳優・菅田将暉、モデル・池田美優、「協議会選出部門」で俳優の伊原剛志、広末涼子、仲里依紗、「次世代部門」で若手俳優・窪塚愛流&横田真悠の受賞が発表されたが、ネット上には「ジャニーズが消えた」との指摘が相次いでいるのだ。

 というのも、過去の「ベストジーニスト」を振り返ると、「一般選出部門」の男性受賞者はジャニーズが目立っていた。たとえば、1994〜98年は木村拓哉で、1999〜2003年は草なぎ剛(いずれも当時SMAP)が受賞。

 2004年にKinKi Kids・堂本剛が受賞して、2005年は久々にジャニーズ以外から演歌歌手・氷川きよしが受賞するも、その後はKAT-TUN・亀梨和也(06〜10年)、嵐・相葉雅紀(11〜13年)、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔(14〜16年)、Hey!Say!JUMP・中島裕翔(17〜19年)と“ジャニーズオンパレード”状態に。堂本以外のジャニーズ6人は、連続受賞の末に「殿堂入り」も果たしている。

 なお、20年は氷川以来15年ぶりに、ジャニーズ以外から韓国アーティスト・ジェジュンが選ばれたが、当時、投票数2位はTravis Japan・中村海人、3位はなにわ男子・高橋恭平、4位はSnow Man・宮舘涼太……と、やはりジャニーズ勢が続いていたことを伝えるメディアもあった。

「2020年まで、『一般選出部門』は男女1人ずつ自由に選んで投票できたんです。人気タレントのファンが声をかけあって票を入れることも可能だったため、『ベストジーニスト』の顔ぶれがジャニーズだらけになってしまうことについて、一部ネット上では“ファンによる組織票”が疑われ、呆れられていました。そういった声の影響もあったのか、日本ジーンズ協議会は昨年から投票方法を変更しています」(テレビ局関係者)