奈良県斑鳩町にある竹下容疑者の自宅を訪ねると、母親が対応してくれたのだが……

「私が死ねばいいんですか? もう死んでしまいたい!」

 と1時間ほど半狂乱になって泣きじゃくり、謝罪したのだった。

 捜査関係者の話によれば、竹下容疑者は数年前から月に2回ぐらいのペースで、およそ100回の違法パーティーを主催。Aはその会に複数回、参加していたという。

 Aが勤務していた県立高校に問い合わせると、

「当校に2019年に赴任して勤務していたことは間違いないですが、担当の科目、顧問の部活など、それ以上はお話できませんので、ご了承ください」

 とのことだった。愛知県教育委員会も、

「当該の教員が逮捕されたことは承知しております。しかし、具体的な内容などにつきましては、まったく把握できておりません。今後、事実関係の詳細を把握した上で、捜査や裁判などの状況を見守りつつ、厳正な対処をしてきたいと考えております」

 と述べるにとどまった。

乱交パーティー主催者の情報から芋づる式か

 Aの逮捕に至った経緯について、捜査関係者は「被害者サイドから警察に相談があったわけではない」として、

「詳しくはいえませんが、満月グループの首謀者の押収品のなかから結びつく端緒があった」(同・捜査関係者)

 Aの逮捕はほんの序の口に過ぎず、今後も逮捕者が続出していくはずだ。満月グループの会員100人は戦々恐々としているに違いない。