目次
Page 1
ー 小栗は「次のステージに入った」
Page 2
ー 社長に必要とされる“カリスマ性”

 若手俳優時代から注目を集め、今や日本を代表する俳優といっていい小栗旬が、所属事務所の社長に就任することが報じられた。その事務所とは『トライストーン・エンタテイメント』。小栗を筆頭に田中圭や綾野剛、木村文乃といった実力派俳優が数多く所属している。

 この報道を聞いた、ある芸能事務所社長は、現社長の“英断”を称賛する。

小栗は「次のステージに入った」

「社長の山本又一朗さんは沢田研二主演『太陽を盗んだ男』等、映画プロデューサーとして多くの俳優、スタッフに接してきており、業界経験が豊富な方。その山本さんが選んだのだから、間違いはないでしょう。

 ほかのタレントが憧れ、目標としているような魅力があり、リーダーシップもある俳優が社長になる。かつ、サポートをしてくれる右腕的な人材がいる体制であれば、事務所としてはこれまで以上の結果が期待できると思います」

 一方、小栗が「次のステージに入った」と指摘するのは芸能評論家の宝泉薫氏。

「小栗さんは以前から、ハリウッドにあるような俳優の組合『ユニオン』を作りたいと公言しています。ただ、芸能界全体を巻き込むことなので、一俳優の力でどうにかなることではないと本人もわかっているでしょう。

 ですが、事務所の社長という立場になれば発言力も増します。また、事務所サイドにとってもトップ俳優の“小栗旬”が経営で前面に出てくればそれだけで話題になりますし。お互い“ウィンウィン”ですよね」(宝泉氏、以下同)