住み始めて1年ほど経つと、容疑者は警察沙汰のトラブルを頻繁に起こすようになっていく。

少なくとも5回の警察沙汰

「少なくとも5回は、警察のお世話になっていたよ。間違って他人の部屋に入ろうとしたり、道路をフラフラ歩いていて補導されたり……。“アル中”なのかなと思っていた。

 あるときは“今から自殺する”と自ら110番通報したみたいよ。駆けつけた警察と救急隊員が部屋から容疑者を担架で運び出したこともあったとか。生活安全課の女性警察官は“パトカーをタクシーだと思っているんだから”などとボヤいていたそうです。今思うと、覚醒剤の影響だったのかもしれない」(近隣住民)

 容疑者がコンサル企業の社員から風俗嬢になったきっかけについては、

「最初はサイドビジネスのつもりでキャバクラや風俗店で働いていたんだと思います。そのうち、薬に手を出すようになって通常の社会生活ができなくなり、風俗嬢が本業になっていっていったのかも」(前出・知人)

 容疑者の両親に話を聞くため、神奈川県にある実家を訪ねるも、5年以上前に転居していて、その後の行方を知ることはできなかった。とある名門私立の中高一貫校を卒業したとされる赤井容疑者。“いいとこのお嬢さん”がなぜ闇に転落したのか。理由はどうあれ、自殺志願者を食いものにした卑劣な悪事は許されるものではない。