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ー “誰かの経験”は必ず買い手がつく
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ー 最低限の文章力と覚悟が必要

 家族を送り出し、朝の家事ルーティン後のツイッター(現X、以降便宜的にツイッター)パトロール。そんなとき「ツイッター副業で〇万円」というアカウントが目に飛び込んできた経験のある人は多いだろう。

 彼らはみな言う。「とにかくコンテンツを作れ」。そう言われても、自分に提供できるコンテンツなんてない──。だが待ってほしい。現在フォロワー数5.3万人を超え、副業収入が本業収入を上回ったアルファツイッタラー・ギンギン氏は「専門領域がないと思っている人でもできることは膨大にあります」と断言する。

“誰かの経験”は必ず買い手がつく

「例えば僕の顧客に、無名大学を出て無名な企業に勤務中の婚活女性がいました。彼女は無事“ハイスペ男性”と結婚したんですが、自分が結婚までこぎつけたノウハウをnote(注:誰でもコンテンツを売買できるプラットフォーム)にまとめてツイッターで宣伝して売ったところ、初月で30万円以上稼いだんですよ」(ギンギン氏、以下同)

 恋愛結婚は、誰もが興味を持つ普遍的なテーマだ。そしてすべての主婦は、他人が「知りたい」これらのコンテンツの所有者というわけだ。赤ちゃんのあやし方に始まり、子どもの受験などの子育て全般。夫との関係の築き方。アンチエイジング美容。快適な家作り。家計のやりくり。確かにネタはいくらでも転がっている。

「ノウハウだけに限りません。使ってよかった日用品やお気に入りの洋服をつぶやくついでに楽天ルームのリンクを挟むだけで月10万円以上稼ぐ方もたくさんいます。成功体験じゃなくても、こうしなければよかったという失敗談だって需要はあるんです」

 “そんな話を誰が買うんだ?”と思う気持ちもわかる。

「僕自身、初めてnoteを出したとき、なぜこんなに売れるのか信じられませんでした。でもみんな“やり方”がわからないだけ。それで1年半前、ツイッターで稼ぐ方法をまとめたんですが、初月で200万円以上売り上げたこのnoteがいまだに売れ続けているんですよ」