「そこまで問題視する必要はないと考えます。子どもは素直なので何でも受け入れてしまう一方、忘れるのも早い。学校で陰謀論などを話して友達に“嘘つき!”と言われるなど、そんなやりとりをしながら社会性を学ぶのも立派な経験だと思います。ご家庭で叱ったりせずに話を聞いてあげた上で、ご両親の考え方を教えてあげたりするのもいいでしょう」

陰謀論にハマりやすい人の特徴

 もっとも問題なのは次のタイプだという。

ビリーバーといわれる、いわゆる洗脳と同じ状態になった大人です。危機感から周囲にも信じさせようとするし、友人、知人の場合は距離をおけば済むのですが、家族にとっては本当に大変。否定すると余計に熱くなるので、陰謀論を言い出して2週間以上たった場合はカウンセリングを受けさせるなど、プロの手を借りたほうがいいと思います」

コロナワクチンに関する陰謀論は後を絶たない(写真はイメージです)
コロナワクチンに関する陰謀論は後を絶たない(写真はイメージです)
【写真】「これも陰謀論?」コロナウイルス、ワクチンの危険性を訴えるASKAのブログ

 どのような人が陰謀論にハマりやすいのか。

「大きく分けて2つのタイプがあります。1つは教養もあり高学歴でまじめな人。物事には必ず理由があると考えるんです。理由がわからない、という曖昧な状況が嫌いで結論を求めたがる。陰謀論というのはわかりやすいですから。

 もう1つは逆に、プライドは高いが自分で物事を考えない人。考えることを放棄して強い意見に乗っかる。でも自己顕示欲はあるので周囲に自分の主張を伝えたい。そんな人は陰謀論を吹聴しやすい」

 共通しているのは「何らかの生きづらさを抱えている人」だという。

 大きな出来事に関して懐疑的になるのはいいが、周囲を困惑させているようなら立ち止まる姿勢が必要かも。