責任感の強さは雅子さま譲り

3月27日、奈良県・橿原神宮前駅で居合わせた人々に手を振られた
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【写真】高身長のイケメンと、アトラクションを笑顔で楽しまれた愛子さま

 回答ひとつをとっても、まじめさと責任感の強さが感じられる愛子さま。その性格は雅子さま譲りだといわれるが─。

雅子さまは責任感が強い分、批判にも耳を傾けておられました。“お世継ぎ”を産むことへのプレッシャーなどのストレスで疲弊された雅子さまは、'03年に帯状疱疹を発症。翌年には適応障害と診断され、その後は公務や宮中祭祀をお休みになることも多くなりました。愛子さまも責任感が強い印象なので“雅子さまの悲劇が再び起こらないか”と心配の声も上がっています」(宮内庁OB、以下同)

 生活リズムを崩されたこともあった雅子さま

「ストレス軽減を目的として薬物治療を始めたそうですが、薬の副作用で日中に眠気を催されることも。その影響もあってか、深夜の散策が日課となるなど、昼夜逆転の生活を送られていた時期もありました」

 実は愛子さまも、雅子さまの“昼夜逆転”に似たシーンが目撃されていた─。

「伊勢神宮を訪問するために乗った行きの新幹線で、ひじ掛けに両方の肘を置き、ぐったりとした姿で眠っておられたそうです。成年を迎えての記者会見では、ご自身の長所について《どこでも寝られるところ》と回答されてはいましたが……。初の単独での伊勢神宮参拝という緊張感の中、初日の朝から車中でぐっすりお休みになられているので、生活リズムが崩れていないか不安視する人もいるようです」(前出・宮内庁関係者)

 雅子さまが適応障害になられた理由として、心理学に詳しい東京未来大学こども心理学部長の出口保行さんは、

「あくまで心理学者としての説明となりますが、適応障害はまじめで些細なことにもストレスを感じやすい人が陥りやすいものとなります。ストレスを感じる大きな要因のひとつは、環境の変化。雅子さまの場合は、民間人である外務省の職員から皇族となり、環境が大きく変わりました。環境の変化に“適応しなければいけない”という強い思いがあったからこそ、多くの苦悩を抱えられてしまったのだと思います」

 出口さんは「愛子さまは価値観を広げていき、ストレスに対処する術を身につけていくだろう」と分析する。

「社会に出ることで、自分が今までいた環境とは違う価値観や意見に触れる機会が増えると思います。価値観を多様化していくことで、多角的に物事を考えることができるようになり、さまざまなストレスに対処することが可能になるはずです。そうした面でも、社会人としての生活を送られることは、プラスに働くでしょう」(出口さん)