'21年に公開された嵐のライブ映画の舞台挨拶には、大野智以外の4人が登壇した
'21年に公開された嵐のライブ映画の舞台挨拶には、大野智以外の4人が登壇した
【写真】現在の心境を表した? 大野智が描いたとされる“意外な新作画”

 今回の発表にあたって、嵐の5人が繰り返したのは“主体的”という言葉だった。

「以前から、嵐は5人での話し合いを重ねており、その一つの結論として、会社設立に至ったのでしょう」

 さらに《未来を描くための準備を進めていけたら》ともコメント。この言葉が、ファンに淡い期待を抱かせて……。

「嵐は2020年末で活動を休止しました。そして、2024年11月3日には、デビュー25周年の記念日を迎えます。“その日に”とまではいかなくとも、会社を設立したということは“いつかは活動を再開する可能性がある”ということなんじゃないかなって……」(嵐ファンの女性)

「グループ5人で再始動」の意思表示

『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)著者の霜田明寛さんに、『株式会社嵐』設立について聞いた。

「現状、STARTO社として活動していくタレントがほとんど。そこで、あえての新会社設立ですから、何かしらの意図があってのことだと思います。まず推察できるのは“グループ5人で再び動こうとしている”という意思表示なのではということ。これは活動休止後、もっとも大きな一歩ではないでしょうか。ただ、外部から取締役を招いての新会社の設立は前例がないので、今後の活動がどうなっていくかはまったく予想できません」

 STARTO社から完全に離れた組織になるわけではなさそうだという。

「3月10日にフジテレビ系で放送された『だれかtoなかい』でKinKi Kidsの堂本光一さんが、3月末に独立した剛さんに続いて光一さんも事務所を退所したら“KinKi Kidsの名前は使えなくなる”と話していました。こういった権利関係もありますから、嵐の場合も個人レベルまで含めれば何らかの形でSTARTO社との関係は続いていくでしょう」(霜田さん)

 改めて注目が集まる嵐の再始動。鍵を握るのは、“バカンス中”の大野智だろう。

「グループ活動を休止してから、相葉雅紀さん、松本さん、二宮和也さん、櫻井さんの4人は、ドラマやバラエティーなどそれぞれの個性を生かして個人で活躍しています。一方、大野さんだけは芸能活動をしていません」(芸能プロ関係者、以下同)