抗炎症作用から、身体にもたらす健康効果に注目が集まる水素。5月から施術が始まった水素のヘアトリートメントは、美容師の間でも注目を集めている。カラー、パーマでおしゃれを楽しみたくても、気になるのは髪のダメージ。そんな悩みを解決してくれる“水素トリートメント”とは?

「カラーリングもパーマも、いつまでも“キレイでいたい”という女性の気持ちとは切っても切り離せないもの。水素のヘアトリートメントを取り入れて、3か月目に入りますが、リピーターがとても多くて、私たちも驚いています。世紀の大発見といっても過言ではないかもしれませんね」

 こう語るのは、銀座にあるヘアサロン『CALON』の代表・西海洋史さん。カラーリングのスペシャリストとして、講演会に登壇したり、ヘアカラーの教本を作るなど、カラーリングの知識を美容師に広める活動も行っている。

カラーを行う場合、キューティクルを開き、髪の毛に色素を入れ込む。パーマの場合は髪の毛のタンパク質を分解し、形を変えて結びつけ直す。

 カラーリングやパーマ、ストレートパーマなどは、1剤と2剤を混ぜ合わせて髪の毛に塗布し、色を髪の毛に入れ込んだり、形状を記憶させたりするもの。

「施術の工程上、必ずこの薬剤が髪の毛を酸化させています。施術とともにトリートメントをすることによって手触りのよさを保つことができても、髪の毛は酸化の状態のままで施術が終了してしまっていたことになります。すると毛髪や頭皮の上で悪玉活性酸素が発生し続けてしまい、ダメージの原因になってしまうのです」(前出・西海さん、以下同)

 悪玉活性酸素は、身体の細胞などを酸化させるため、老化の原因になるとされる物質。髪の毛においても、色素細胞や毛母細胞にダメージを与えてしまうため、白髪や薄毛の原因になるとも言われている。ほかにも、悪玉活性酸素が原因で髪の傷みが発生すると西海さんは指摘する。

「酸化することで毛髪のタンパク質が変質してしまうため、髪の毛が酸化し、髪のゴワつきが目立つようになります。髪の毛は爪などと同じく、細胞が角化した死活細胞ですから新陳代謝が行われたところで、急にツヤツヤ、サラサラの状態に生まれ変わるということもありません」

 肌ならケガをしても、代謝が行われることによって健康な肌に生まれ変わる。しかし、髪の毛の細胞はこれと異なり、1度ダメージを受けてしまった髪の毛は、傷んだ状態から再生することはないのだ。だからこそ、受けるダメージは最小限に抑えたいもの。

「できる限り髪のダメージを減らすため、カラーやパーマの液剤を加減して調合することもありますが、それだと仕上がりに満足がいかない可能性もあります。髪の毛が酸化した状態で施術が終わるということは長年、美容師の悩みのタネだったんです」