修学旅行先で就寝中の生徒にキスした理由は

 今年6月には、埼玉県の公立中学校の男性教諭(27)がわいせつ行為により懲戒免職処分になった。就寝中の生徒に、キスをしてしまったのだ。

 県教育局小学校人事課が、いきさつを説明する。

「修学旅行先の京都市内のホテルで、就寝指導として寝たふりをしているのを確認するために、顔や頭などを触り、それが高じて唇にキスをしたということです」

 わいせつ行為が行われたのは、6月9日夜11時ごろと10日午前2時ごろの2回。見回りの先生が突如、男子生徒2人の唇にキスをしたという。

「本人は、わいせつ目的を否定しています。被害生徒がほかの先生に訴えたことで発覚しました。あってはならないことで、2度とないように再発防止に努めていきます」(前出・人事課)

 事件後、臨時の校長会議を開き再発防止を指導し、学校の教職員にも指導するように各学校に伝達したという。

 同校の教頭は、

「きちんとした先生で、授業も部活も、ともに熱心に指導していたようです。不審な言動もなく、予兆はまったく感じなかったですね」