堤に首筋を押されて悲鳴を上げる黒木、このシーンは2軒目での一コマ。まずは1軒目の様子からお読みください

「おまえ、もう和歌山帰れ! 海が待ってるから」

「真さんの西宮のほうがよっぽど海やん!」

 いい感じに酔いの回った堤真一と溝端淳平の会話である。溝端は堤のことを“真さん”と呼んでいるらしい。気心の知れた仲間同士で出身地いじりのツッコミ合いだ。

 10月中旬の夜、渋谷の台湾料理店『K』を訪れたのは、堤、溝端に松雪泰子、冨岡弘を加えた4人。

「7日から公演が始まった『シアターコクーン・オンレパートリー2016 るつぼ』の出演者ですね。魔女裁判を題材にした作品で、イギリスから演出家を招いています。

 シリアスな芝居ですから、役者の演技合戦が見ものですよ。この日は昼公演だけで翌日は休演だったので、反省会がてら飲み会を開いたんでしょう」(演劇ライター)

 一行は午後6時半ごろに入店していて、溝端の顔は真っ赤。一般客を気にすることなく会話を交わす。松雪はほぼ聞き役だが、ツボにハマると大声で笑っていた。

 5時間遅れで登場したのは黒木華。ほかの面々に追いつこうと、急ピッチでビールを飲む。そんな彼女を堤はほめはじめた。