7月27日、約23年間の歴史に幕を閉じたラジオ番組『木村拓哉 What's UP SMAP!』(TOKYO FM)。8月5日からは曜日を変えて、日曜日の午前11時30分に新番組『FLOW』をスタートさせる。

前身番組では“海賊団のキャプテン”として、リスナーから慕われた木村さん。深夜ならではのきわどいトークも魅力でしたが、新番組はお昼の時間帯。それもあって、放送内容もがらりと変更して、リスナーとの交流コーナーも増やしていくそう。ファンとしては新番組をうれしく思う反面、複雑な心境でしょうね」(ラジオ局関係者)

 これで'16年のグループ解散以降、次々と消えていった元メンバーらのレギュラー番組と同様に、「SMAP」の名をとった冠番組はついに全滅することになった。

「そもそも何でキムタクだけが今日まで名乗り続けられたのか。本当のところ、メリー喜多川副社長は“SMAP”を早急になくしたかったはず。でも、当時“裏切り者”のように扱われた状況を打破すべく、“木村だけはSMAPを守りたかったんだ”と、ジャニーズはイメージ回復に努めざるを得なかったフシはあります」(芸能レポーター)

 では、解散から1年と8か月が経った今、このタイミングで“SMAP”を終わらせたのはなぜか。

「8月24日に封切りされる主演映画『検察側の罪人』のプロモーションが大々的に始まります。嵐の二宮和也さんとの共演など、J副社長が取り決めた大仕事ですから力が入っていますよ。これを機に“SMAPの木村拓哉”を完全払拭し、“ジャニーズ木村拓哉”としてリスタートさせたいねらいが見え隠れしますね」(芸能プロ関係者)

 また映画の宣伝プロモーションとして、こんな“プラン”が検討されているのだとも。

「木村さんのラジオ番組に二宮さんを登場させるビッグサプライスだそう。とはいえ、二宮さんが“SMAPの番組”に出演することには抵抗があったのかも。結局は“嵐のため”の措置として『What's~』を終了させた、とは考えすぎでしょうか。同じく宣伝活動の一環として、嵐の番組に木村さんがゲスト出演する可能性も十分ありえます」(同・芸能プロ関係者)

 来年にも映画『マスカレード・ホテル』公開と、あらためてジャニーズ残留を決めている木村。たとえ本人が「SMAP愛」を貫こうとも、抗えない事情があったのかもしれない。

 ファンはただ、新番組でもSMAPの曲を流してくれることを願うばかりだ。