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ー 2つの職場でわいせつ行為
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ー 容疑者の妻は直撃に「ほかの事件とは違う」

《子供の成長と、家族の健康維持を目的として、カイロプラクティック整体施術院と小中学生の勉強部屋で地域貢献が出来ればと思いが強すぎ日々苦悩しています。この気持ちわかって欲しいです》(原文ママ)

 SNSで同情を誘うように自己紹介するのは、茨城県桜川市に住む学習塾の塾長兼カイロプラクティック施設の院長・平石渉容疑者(54)。経営する塾のトイレに小型カメラを設置し10代女子生徒の下半身を盗撮したとして9月12日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)と児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで逮捕された。

「カイロ施設内で30代女性客の身体を触るなどした強制わいせつ容疑で8月23日に逮捕され、押収した証拠品から盗撮動画が見つかった。強制わいせつ事案は施術で触れるようなところではなく、被害女性は羞恥心を覚えている」(捜査関係者)

 県警桜川署によると、平石容疑者はいずれの容疑も否認している。

「もとは鮮魚店の息子。兄は若いころに灯油をかぶって焼身自殺し、後継者になるはずだった。県内の商業高校を卒業後、地元のコンクリート関連企業に就職。しかし長続きせず、保険外交員などを経て十数年前にカイロ施術院を自宅で開業した。立地条件が悪いのに数年前から学習塾も始め、飽きっぽいというか長期的視野に欠ける」(知人男性)

2つの職場でわいせつ行為

 最寄りは徒歩約30分かかる無人駅。国道からそれ、旧家の並ぶ農地と山林に囲まれているため地元客以外を呼び込むのは難しい。

 容疑者はSNSで、

《二刀流での仕事で、地域での三世代交流に一役買いたいと思います。が、不安で一杯です。なんせ人口減少がえげつない》

 と危機感を訴えたが、集客できないのは過疎化・少子化だけが原因ではなさそう。