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ー ヘンリー王子、まさかの復帰説

 アメリカンフットボールとは駆けつけるもの──最近、知ったことだ。きっかけはテイラー・スウィフトさんの来日。東京ドームでの公演を2月10日に終えてすぐにプライベートジェットに乗り、11日にはラスベガスの会場に到着したという。

 スウィフトさんはスーパーボウルに出場した恋人を応援したそうだ。そして、実はその3日前、英国のヘンリー王子も駆けつけていたのだ。

ヘンリー王子、まさかの復帰説

 がんの診断を受けた父、チャールズ国王(75)を見舞うために米国から英国へ。が、それは24時間ほどの「弾丸ツアー」。なぜ急ぐのかと思って調べたら、帰国の翌日に出席したのがラスベガスでのNFL表彰式だった。試合と表彰式の違いはあるけれど、とにかく2人とも駆けつけていた。

 最近の英国王室では、いろいろなことが起きている。

 始まりは1月17日、英国王室からの2つの発表。最初はキャサリン皇太子妃(42)についてで、16日に腹部の手術を受け、がん関連ではなく手術は成功し、回復のため3月31日の復活祭後まで公の場を離れる。そういう内容だった。それからほどなく、今度はチャールズ国王が前立腺肥大の「矯正治療」を受けるという発表だった。

自らがんの公表を望んだというチャールズ国王。ヘンリー王子と関係修復も?
自らがんの公表を望んだというチャールズ国王。ヘンリー王子と関係修復も?

 王族の病気が公表されることが珍しいうえに、2人同時という異例の事態。それから2週間余り、2月5日に発表されたのは「国王のがん」だった。前立腺肥大の治療を受けた際、懸念される所見が見つかり、検査をしたところがんの一種だと判明したという。

 病名は「前立腺がんではない」という説明だけだが、「国王は治療に前向きで、早く公務に完全復帰することを楽しみにしている」とも発表された。スナク首相が翌日、公共放送BBCラジオに「早期に発見された」と語り、これでひと区切り──ではなかった。国王の次男、ヘンリー王子が激しく動き出した。

 王籍を離脱して、今はロサンゼルスで暮らす王子。メーガン妃は抜きで1人でロスの空港から旅立ったのが、現地時間5日夕方。ロンドンの6日正午過ぎにヒースロー空港に到着。国王の自宅であるクラレンス・ハウスに直行した。そして翌7日午後には、再びヒースロー空港へ。ロスに戻ったのが7日で、翌日にNFLの表彰式に出席した。

 ヘンリー王子は、いつだって注目の的だ。ロンドンに滞在した24時間についても、「父との面会は30分でなく45分」とか、「6日に泊まったのは、王室所有の邸宅でなく『ラグジュアリーホテル』」などなど、メディアがいろいろと伝えている。