岡田准一
 9月29日、大河ドラマ『軍師官兵衛』が無事にクランクアップした。

「たぶん大河史上、一番の仲のよさだったんじゃないかというくらい、みんな仲よく1年間、楽しく現場を終えることができました」

 1年間という長丁場を演じきった岡田准一は涙ながらにそう話した。

「“やるからには嘘をつきたくない”と、8月上旬から実際に頭髪を剃(そ)って撮影に臨んでいたんです。カツラを使う役者さんも多いんですが、彼の覚悟の強さを感じましたよ」(スポーツ紙記者)

 “座長”としての意識は、共演するキャストやスタッフにも表れている。

「自ら率先して食事会や飲み会を開いて、出演者同士の絆を深めようとしていました。スタッフには“全員の名前を覚えたいから”と、全員分の名前が入ったブルゾンを特注で作って配ってくれたんです。冬場はすごく寒い撮影が続いていたし、みんな大喜びでした」(NHK関係者)

 岡田にとってはさまざまな思いが脳裏をよぎった最終収録日だったに違いない。そしてその翌日、休む間もなく彼の姿は都内のホテルにあった。

「この日は、キャストやスタッフ全員集まっての打ち上げが行われたんです。妻役の中谷美紀さんや父親役の柴田恭兵さん、秀吉役の竹中直人さんなど豪華な顔ぶれが集まりました」(会の参加者)

 宴が始まり、みんなが料理に舌つづみを打っているときも、座長としての気配りは決して忘れていなかった。

「200人近い参加者のテーブルをひとつひとつ回って“1年間お疲れさまでした”と挨拶回りしていたんです。年長者だけでなく、自分よりも年下の現場スタッフにも肩を叩きながら、ねぎらいの言葉をかけている姿を見ていて、チームの結束の強さを感じましたね」(前出・参加者)

 そんな“大将”に心を打たれたのだろう。会の終盤にプロデューサーが挨拶をしていると突然、寺尾聰と柴田が舞台に上がり、

「“とにかく今回は岡田がいちばん頑張っていたよ。おい岡田、こっちに上がって来いよ。この会を締めてくれ”と、リクエスト。最後は岡田さんの三本締めで大団円を迎えました」(前出・参加者)