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 年明けに飛び込んできたSMAPの解散報道。NHKまでもがニュースで報じるほど、国民的アイドルグループの行く末に関心が高まっている。

 決裂のキッカケは、昨年1月、『週刊文春』が報じた『ジャニーズ女帝 メリー喜多川 怒りの独白5時間』(1月29日号)と題されたスクープ記事。

《対立するならSMAPを連れて今日から出て行ってもらう。あなたは辞めなさい》

 ジャニーズ事務所社長であるジャニー喜多川氏の姉・メリー喜多川副社長が、事務所の内紛について初めてマスコミに対して語ったのだ。

 Iマネジャーといえば、SMAPがブレイクする前から支え、超人気アイドルに育て上げた立役者。メンバー個々の特性を生かし、中居にMCとして不動の地位を築かせた。

 しかし、メリー氏が『文春』へのインタビューで、娘のJ氏を社長にすると明言。これ以降、メリー氏とIマネとの溝は決定的なものとなる。

「昨年9月ごろにIマネが紅白歌合戦(NHK)の司会にSMAPをブッキングしようとしたんです。そのことがすぐにメリーさんの耳に入り、彼女が激怒したんです。とにかく、手がつけられないほど怒っていました」(ジャニーズ事務所関係者)

 素人感覚では、前年の司会である嵐からSMAPに移行することは、事務所的には喜ばしいことのはず。

「“J派”の横綱ともいえる嵐の後を“Iマネ派”であるSMAPがやるというのは、彼女にとって絶対に許せないこと。メリーさんからしたら世間からSMAPが嵐を追い落としたと見られ、自分が恥をかかされると思ったのでしょう。それで、Iマネに対して“SMAPを連れて出て行け!”と言い放ったのです」(前出・ジャニーズ関係者)

 つまり、IマネだけでなくSMAPも、メリー氏からクビを言い渡されていたのだ。当然、クーデターなどではない。この解雇通告は、メンバーにとって、まさに“寝耳に水”の事態だったのだ。

「9月後半ごろ、Iさんから焦った様子で“事務所をクビになるんです。どうすればいいでしょうか?”と芸能関係者に電話がかかってきたそうです。つまり、IマネはSMAPを受け入れてくれる新しい事務所を、いろいろと探していた。そして、11月ごろには何とか大手芸能プロがマネジメントをするということで落ち着きかけたんです」(レコード会社関係者)

 このことが、一部報道では“クーデター行為”として報じられている。だが、Iマネがクビを通告されたSMAPの将来を思い行動することは、決して芸能界のルールに反することではないだろう。だが、決まりかけた話が、ある男の“裏切り”で破談になる。

「12月に木村クンが急に“事務所にとどまる”と言いだしたんです。つまり、彼は“事務所を出ない”と言ったわけでなく、メリーさんに詫びを入れ、戻れるようにしたのです。妻である工藤静香さんが動いたという話もありますが、やはり、年間3億円ともいわれるギャラを失うのも耐えられなかったのでしょう。

 そして、復帰工作はメンバーやIマネには内緒で行動していたようですね。ただ、受け入れ先である大手芸能プロは5人での移籍が必須条件だった。木村クンが抜けることで、この話はなくなったのです」(前出・レコード会社関係者)