身体の中、細胞の中、脳の中……。どんなところでも入っていける抗酸化物質は水素だけ。副作用はないけれど、とりすぎても、自然に外へ抜け出てしまうので安心
身体の中、細胞の中、脳の中……。どんなところでも入っていける抗酸化物質は水素だけ。副作用はないけれど、とりすぎても、自然に外へ抜け出てしまうので安心
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■「副作用がない」のが水素の魅力

 水素の注目度が高い一因として、薬などで懸念される副作用がないと言える点があります。というのも、

「私たちが放屁するガスの成分や、赤ちゃんのゲップの中には水素ガスが含まれているんです。これは、人間の消化器官の中に、腸に水素を発生させる菌がいるから。つまり、水素はもともと身体のなかにあるものなので、たくさん身体に取り入れても副作用がありません。また、身体の中へ取り込んでも、悪玉活性酸素と反応しなかった場合は、身体の外へと抜け出てしまいます。ですから、誰であっても安心して水素を摂取することができるのです」

 水素は地球上でいちばん小さな物質。私たちが個体だと思っているものでも、水素から見れば自分よりも大きな物質の組み合わせのため、目には見えないすき間をすり抜けることができます。人間の身体もそう。水素は薬などとは違って、皮膚はもちろん血管の壁や骨、細胞膜などもすり抜けて、どこへでも入り込むことができるのです。また、

「抗酸化物質はビタミンCやカテキン、リコピンやコエンザイムQ10などさまざまなものがあります。これらが細胞へ働きかける場合、油の膜と水の膜によって、苦手な場所では溶けてしまう。でも、水素の場合はどこへでも入り込めてしまうのです」

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