デンマークとの外交関係樹立150周年を記念した絵画展の開会式に出席された(2月9日)

「最近の妃殿下の体調がいいことは記者のほとんどが認識していましたし、日ごろの取材でも感触があったので出席されると思っていました。今回のキャンセルは東宮職も大変だったと思いますよ。土壇場での予定変更は最近では珍しいことでしたから」(宮内庁担当記者)

 2月18〜20日に北海道・札幌市で行われる『冬季アジア札幌大会』に両陛下のご名代として出席される予定だった雅子さま。

 報道各社に配布された冬季アジア大会のしおりには、お名前も事前に記載されていたので、訪問は確実視されていたが出席を見送られた。

 出発の1週間前までは訪問する予定だっただけに、なぜ断念されてしまったのか。それには宮内庁が発表した「寒さ」と「旅程」以外にも“3つの理由”が考えられるという。

3つの理由

 1つ目は『アジア大会』直後の23日は、皇太子さまの57歳のお誕生日であること。

 この日は、両陛下や秋篠宮ご夫妻などを招いた夕食会がお住まいの東宮御所で開かれ、そのホスト役は雅子さまが務めるのが慣例になっている。

当日、雅子さまは料理やお飲み物など細かい気配りをされなければなりません。さらに雅子さまは、両陛下にお会いすると緊張されるようです。そういったことへの配慮もあったのだと思います」(東宮職関係者)

 長い療養生活で、東宮妃としての務めが満足にできていないことを、両陛下に対して申し訳ない気持ちがあるからだろうとも言われている。28日にはベトナムとタイを訪問される両陛下のお見送りをしなくてはならない。

 2つ目は、今回の札幌訪問は陛下のご体調を考慮し、皇太子ご夫妻が名代として出席されることになった経緯。雅子さまは、美智子さまの代わりで出席されるという“重圧”も大きかったと思われる。

「両陛下は、地方公務や被災地も訪問されていることで国民からの信頼も厚く、雅子さまにかかるプレッシャーはさぞ大きかったことでしょう。

 皇室の方々は人からの注目に慣れていらっしゃいます。しかし民間から嫁がれた雅子さまは、注目されることに適応することがまだ難しいのだと思います」(新潟青陵大学大学院教授で社会心理学者の碓井真史氏)