著者に直撃!

実体験から生まれた丸岡いずみの『ひとたらし』

2016年02月12日(金) 16時00分
〈週刊女性2016年1月26日号〉
2016年02月12日(金) 16時00分
〈週刊女性2016年1月26日号〉

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■失敗続きのビリアナ、ひとたらしへと進化

『情報ライブ ミヤネ屋』で、当時“奇跡の38歳”と呼ばれ人気となった丸岡いずみさん。現在、フリーキャスターとして活躍する丸岡さんが、自称“ビリアナ”時代に身につけた人間関係のノウハウを1冊にまとめたのが本書だ。

 タイトルの“ひとたらし”とは、「男女問わず、人を引きつけ、相手のふところにスッと入り込んでいく人間的魅力」のこと。丸岡さんならともかく、一般人にそんな魅力が身につけられるものなのでしょうか?

「もともと私自身、小さいころからひとたらしだったかと言われれば、そうではないと思います。感覚的に人間関係上、こうすればいいというノウハウをつかむのは早かったかもしれませんが、それは数知れない失敗の中で学び、培ってきたものです」

 数知れない失敗とは、地方局アナ時代に、生放送の料理番組で火事を起こしてしまったことや、“初鳴き”と呼ばれる初めてのアナウンスで、時間内に天気予報を読み終わらず、予報を途中終了したことなどがあります。

「新卒で入社した会社では、私は本当にダメ人間でした。アナウンス能力はCクラスでまさにビリアナ。でも、厳しいメディアの世界では、ビリアナのままでは生きていけません。あたかも両生類が厳しい環境に応じて進化していったように、人間もまた進化するものなのだと思います。やる気があれば、後天的につかみとっていけるものです」

 みのもんたさんや宮根誠司さんの番組では、毎回、当意即妙な切り返しをしていた丸岡さん。でも、本書では、必死さを顔に出さず受け答えする自分を、優雅な白鳥どころか“アヒルが水面下で一生懸命、足搔きをしているような状態”だったと表現しています。

「みんなについていき、振り落とされないようにがむしゃらにやってきました。ビリアナからひとたらしへの進化は、その中で勝ち取ってきたものです」

 丸岡にかかればイチコロとばかりに本書では、数々の“ひとたらし”エピソードを披露している。アシスタントプロデューサーを務めた『真相報道バンキシャ!』では、作家の故・渡辺淳一さん、元経済財政政策担当大臣・金融担当大臣の竹中平蔵さんなど、錚々たる人物を出演依頼で口説き落としてきたといいます。しかし、なかには難関の相手もいたようです。

「野村克也監督なんですが、あるホテルで待ち合わせて口説きに行ったところ、サッチーさんがいらっしゃる。ずっとサッチーさんと話していて、いつまでも監督が出てこない。サッチーさんの許可がないと監督の登場はないんです。結局、出てくださったからよかったんですけど。このまま監督が出てこなかったらどうしようと思いました」

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