いかにして体を疲れさせるか

 脳だけでなく体も疲れさせるためには、日々の生活に積極的に運動を取り入れることが大切です。

「運動はばっちり! 週末にフットサルとかテニスとか思いっきりやってるし」というような方。

 運動の機会をつくること自体はいいのですが、激しすぎる運動は睡眠には逆効果です。一度にどかんと激しい運動をするより、適度な運動を習慣的に行うほうが、入眠しやすく目覚めもスッキリします。

 睡眠の質を上げる運動としておすすめなのは、ジョギングやウォーキング、ヨガ、水泳などの有酸素運動。

 比較的ゆったりしたペースで続けられるので、心地よい疲労感を得ることができます。

『まんがでわかる!元気が出る睡眠』(Business Life)監修/鍛治恵、イラスト/カミムラ晋作 ※記事の中の写真をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします

 時間は1回につき30分〜1時間程度。仕事帰りにやるのであれば、夕方の早い段階、目安としては寝る3時間前までには終わらせるようにしましょう。

 この時間帯に適度な運動を取り入れると、入浴と同じように、ちょうど寝る頃に体温が下がり入眠しやすくなるのです。

 逆に寝る直前など、あまり遅い時間帯に激しい運動をしてしまうと、交感神経が優位になって入眠を妨げてしまいますから、注意が必要です。

忙しい人はストレッチだけでもOK!

 いかがでしたか?

 平日は忙しくてなかなか運動できないという場合は、寝る前にストレッチするだけでも違いますよ。筋肉のこわばりをほぐすことで全身の血流がよくなって、疲れがとれやすくなります。

 体も温まるので、より入眠しやすくなるんです。リラックス効果もありますし、何より手軽!いいことづくめですね。