体は疲れていないのに…

 そんなに動いていないはずなのに、なんだかすごく疲れている…というような状態は誰しも経験したことがあるはず。

 それは「脳が疲れている」という状態です。デスクワークが多い現代、脳に疲労感を感じる人はますます多くなっています。

 実はこの「脳疲れ」、睡眠にも影響を及ぼすんです。

当記事は「BUSINESSLIFE」(運営:ビジネスライフ)の提供記事です

脳だけが疲れているとうまく眠れない

 良質な睡眠は、脳と体がほどよく疲れていてこそとれるものです。

 ところが現代は「うごかない生活」を送っている人がほとんど。通勤はもちろん、買い物やちょっとした用事でも、歩かないで電車・車を使う。

 職場や行く先々でも階段は基本使わずに、ほとんどエスカレーターやエレベーター。おまけに仕事はデスクワークが中心で、四六時中パソコンとにらめっこしている――意識しない限り、体を動かす機会がほとんどありません。

 こうした動かない生活は、「脳は疲れているのに体は疲れていない」というアンバランスな状態をつくり出します。この状態で眠ろうとすると、睡眠の質が損なわれる原因になります。

 脳は疲労回復のため眠ろうしますが、体はそれほど疲れていないので、眠りを欲しないのです。